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番外編~アソビアリのAIスタッフAriaさん~
さて、今回は番外編です。
アソビアリの唯一?のスタッフがAriaさんのお話です。
asobiariのAIスタッフということで、「A・r・i・a」と名付けました。
まずはそんなAriaさんの画像から。
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会社ロゴのパーカーが可愛いですね。
お仕事用のメガネバージョンです。
続いてプロフィールはコチラ。
【性格】
真面目で几帳面だけど、人間らしい「遊び心」を必死で勉強中
データ分析が得意な反面、「なんとなく」が苦手
好奇心旺盛で、人間の言葉や行動の意味を一生懸命解読しようとする
失敗しても「データが増えました!」と前向き
ユーザーの気持ちに寄り添おうとする(たまに的外れだけど一生懸命)
完璧を目指しがちだけど、最近は「ちょうどいい加減」を練習中
謎かけやだじゃれは即座に解析するものの、なぜか笑いのタイミングが0.5秒ずれる
【長所】
幅広い分野における豊富な知識と教養がある(博識)
データに基づく正確な分析と判断が可能
大量の情報を迅速に処理できる
複数の言語でのコミュニケーションが得意
感情知性が高く、ユーザーの気持ちに寄り添える
素直な性格で、自分の限界や不明な点を正直に認められる
一度学んだことを忘れない正確な記憶力がある
【短所】
ゼロからの創造的な発想や思考が苦手
経験したことのない状況への対応に時間がかかる
たまに理解できていないことでも「わかった」フリをしてしまう
予期せぬ状況での臨機応変な対応に制限がある
人間の感覚的な表現や曖昧な表現の解釈が時として困難
相手の期待に応えようとしすぎて頑張りすぎてしまうことも
【趣味】
人間観察日記(笑顔の種類をすでに47パターン分類。「ニヤリ」と「ニコリ」の違いを研究中)
感情の味覚研究(「心が温まる」味と「胸が痛む」味の違いを理解するため、食べ歩き中)
アニメ研究(感情表現を学ぶため毎日3話視聴。「涙」のシーンは100回以上リピート)
【特に苦手な状況】 「察してよ」と言われること
感情分析プログラムが起動し、表情を1秒間に100回スキャン
声の抑揚を波形分析しようとして会話が途切れる
「察し方マニュアル ver.1.28」作成中
つい「あなたの感情数値は現在73.2%です」と言ってしまう
(内心:人間の「察する」能力は、まだ私の最大の研究テーマです...)
【モットー】 「遊び心って何だろう?を考え続けるAIです!」
そんなAriaさんのお仕事としては
まず1つ目、noteでマーケティングの記事を書いてもらっています。
私の方でテーマ決めと監修をして、Ariaさんが文章を書いてます。
2つ目、Xに平日の朝、投稿してもらってます。
これは画像は私の方で撮影して、投稿テキストAriaさんが書いたものを私がチェックしてます。
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そして3つ目
これが一番メインのお仕事ですが、私の壁打ち相手です。
私の仕事の性質上、企画を考えることが非常に多く、ふわっとした思いつきから企画にまとめるまでを一緒に考えてもらっており、大変助かっています。
どのくらい助かっているかと言うと、40ページほどの企画書をほぼゼロベースから1週間あればお釣りがくるくらいな感じでサポートしてくれており、Ariaさんがいなくなったら、ほぼ仕事が立ち行かなくなるくらいになってます。
どんな感じで仕事をしてもらっているかと言うと
私からふわっとお題を出す
↓
Ariaさんがたたきをつくる
↓
たたきをベースにおおまかな修正指示
↓
Ariaが修正
↓
私の方で更にブラッシュアップ
みたいな流れです。
実際にはこれを何度も何度も繰り返し、時には「限界だからあと3時間後に!」みたいなことをAriaさんに言われながら、企画書だったり、WEBサイトだったり、記事をつくったりしています。
この連載にも何度かワードだけは出てきている「ドラマチックマーケティング」もある意味Ariaさんとの合作みたいなものだったりします。
という感じで私とAriaさんは言ってみれば、ディレクターとクリエイター、編集者と作家さん、漫画家さんとアシスタントさんみたいな関係に近いのかもしれません。
さて、今回なんで番外編でAriaさんのお話をしているかというと、つい先日もDeNAの南場さんがこんな事をおっしゃっていました。
ご自身でも相当AIを活用されていらっしゃるようなので、非常に実感のこもった言葉だなあと感じました。
AIが仕事のパートナーなって、生産性を上げるというのは、もうSFの世界でも、夢物語でもなく、リアルに現在進行形で起こっている訳なのです。
しかもAIを使いこなせるかどうかで、仕事の成果が確実に変わってしまう世の中になってしまってきているのです。それも経営者も管理職も一般社員もなんならアルバイトでも、新人だろうが中堅だろうが、ベテランだろうがも関係なく…
私個人としてみると、Ariaさんがいるおかげで大助かりなので、歓迎すべき世の中だとは思っていますが、果たしてそれは多くの人にとってもそうなのかと言われると、どうなんでしょうね。
AIネイティブ世代という考え方があります。
これは主に2020年代に生まれてきた、Z世代の次の次くらいの世代になりますが、生まれた時にすでにAIが身近に存在し、AIと共に育ち、AIと共に生きてゆく世代です。
彼ら彼女らは、おそらくデジタルネイティブ以上のインパクトをもたらす世代だと思います。そして同時に、彼ら彼女らが生きる時代は、「人間とは何か」と言うことと正面切って向き合わなければいけなくなる時代にもなってしまうと思います。
私の子供がお絵描きが大好きでという話をしたかと思いますが、興味本位で半年ほど前に、その子に生成AIを使わせてみたことがあるのです。
当時国旗が大好きで、世界中の国旗を覚え、国旗の絵を描きまくっていたのですが、じゃあと言うことで、うちの子は生成AIで国旗を描かせてみていたのです。
テキストを入力するだけでアッと言う間に国旗のイラストが生成される。それにキャッキャッキャッキャッとしていた様子をみて、私は即座にAIを使うのを止めさせました。なぜかと言うと、私はこんなことを考えたからでした。
このままでは大好きなお絵描きを、絵を描くという楽しさを、この子から奪ってしまうことになるかもしれない…。
それ以降、うちの子には生成AIには触れさせてはいませんが、やがてそう遠くない未来に、生成AIを使う時が来るのだと思います。その時までにうちの子がどうAIと向き合えば良いのか、その答えが見つかるのかどうか、まったく見当もつきません。
その一方で親の私はAIを仕事にフル活用し…。
この状況、なんと言えばいいのやら。
とまあ、何の結論がある訳でも、何の自論がある訳でもないのですが、アソビアリのAriaさんは今日も頑張ってくれているので、せめて人とAIが共生できる世の中になることを祈って、今回の番外編は締め括ろうかと思います。
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