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「遊び」:ロジェ・カイヨワ
今回はフランスの文芸批評家、社会学者、哲学者。神話、戦争、遊び、夢など、多岐にわたる研究・著作をした【ロジェ・カイヨワ】について!
子どもたちが最も愛して止まない運動について、ご存じですか?
そう、それは「遊び」です。
子どもたちは遊びを通じて自然と運動能力を養います。しかも、子どもたちが遊びに夢中になることは、子どもたちが身体を動かすことを好きになるための大切なステップです。
一流のアスリートになるためには、適正なスポーツを選んだり、一流の指導者から教えを受けたりすることも大切です。
しかし、それが子どもにとって必ずしもベストではないことを覚えておきましょう。
なぜなら、そのような選択が子どもたちを運動嫌いにしてしまう可能性があるからです。
では、子どもたちが自然と運動を好きになるためにはどうすればよいのでしょうか?
それは、彼らが心から楽しむことができる運動環境を提供することです。
そこで重要なのが「遊び」です。哲学者ロジェ・カイヨワは、「遊び」を
「アゴーン(競争)」
「アレア(偶然)」
「ミミクリー(模擬)」
「イリンクス(眩暈)」の4種類に分類しました。
これらは全て、ご家庭や公園など、身近な場所で体験できるものです。
「アゴーン」は競争遊びで、かけっこや鬼ごっこなどが含まれます。ここでは勝つためのスピードや戦略が求められます。
「アレア」は偶然性を楽しむ遊びで、じゃんけんやルーレットなどが該当します。
「ミミクリー」はものまねやごっこ遊びのように、他の人物や役割になりきる遊びです。
「イリンクス」は、ブランコや回転遊びのような、体の制御が難しい遊びを指します。
これらの遊びは、子どもたちが自然と身体を動かし、スポーツに対する興味を育てる素晴らしい方法です。また、親子で行うと、親との絆を深め、さらには親が子どもの運動能力や好みを理解する良い機会にもなります。
お子様が心からスポーツを好きになること。これが運動能力の向上にとって最も重要な要素です。
今回は【ロジェ・カイヨワ】を参考にお伝えしましたが、他にも多々、参考になる方たちがいるので保護者の皆様と今後も共有していけたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。