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身体で覚えるって?

【身体で覚えるとは】について!

よく「身体で覚える」という表現に聞くことがあると思います。あえて反対の言葉を使うとしたら「頭で覚える」でしょうか?厳密には、どちらも【脳が覚えている】ことです。おそらく、意識的に習得したものかどうかで使い分けている方が多いと思います。そして、実際にその習得方法を言語化できるかどうかという点の違いもあるのではないでしょうか!?

例えば。。
自転車の乗り方。
これはほとんど意識的な頭の使い方をせず、『身体で覚えたこと』の代表例だと思います。一般的に「頭で覚える記憶」には脳の中で海馬と呼ばれる部分が大きな役割を担います。運動学習分野の中で有名な研究があり脳の中の海馬を取り除いてしまった人が頭の記憶はなくても身体で学習したことは忘れずにいられるというデータがあります。

これはつまり、
「頭の記憶」と「体の運動の記憶」は脳の中で別々の場所を使っているということを指しています。もちろん意識をすることで、よりスムーズに運動を習得できることは多くあります。ただ、それを身体に染み込ませるという意味での反復練習も必要だということです。どちらが大事というわけではないですが小学生年代でスポーツを上達させるためには、まず身体で覚えて動きのバリエーションを増やしていくことも大切になります。

科学的、理論的なアプローチをしていくとしても、
あえて無意識にでもたくさん打ち込んだ方が良いトレーニングがあるということです。ある程度、個人のレベルが上がり、余裕が生まれたところに頭を使う要素が加わることで更なる向上を見込むサイクルができていきます。

多くの大人が、反復して、身体に覚えさせる必要があるフェーズにおいても理論を求め方法論に固執してしまう姿がみられます。もちろん意識するポイントは抑えながら、とにかくたくさんこなす!!それを継続する。事実として、このことも重要です。

科学を学ぶこと、理論を学ぶこと、これらを使っていくこと、それは何かを楽に習得できるというわけではありません。必要なことは確実に!!そこに本質的に正しいアプローチをする。これが重要だと感じています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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