ビールは注ぎ方で味わいが変わります!
ビールの注ぎで味わいや香りが大きく変わる!?
皆様こんにちは。ASOBIビールの野村です。
本日はビールの"注ぎ(つぎ)"に関するご提案です。
「こんなにも!?」と味わいに変化が出るので是非試してみてください!
前提として「香り」「色」が豊かなビールはグラスに入れて飲む事を推奨します。是非ビールの味わいだけでなく"香り"と"色"も楽しんでください。
さらにビールは、グラスの選定、グラスの洗浄、ビールの注ぎ方によってその味わいが変化します。
今回はASOBIビールを1度注ぎと3度注ぎで注ぎ分けしてみました。
皆様にビールを通した豊かな時間を過ごしていただけるよう新しいご提案です。是非最後までお読みいただき楽しんでみてください!
【1】実践:ビールの注ぎ分け
まずは以下を用意してください。
ビール (冷蔵庫で1日は安静に冷やしたもの)
グラス(よく洗浄したもの、420ml推奨)
※グラスの管理方法は本文後半でご紹介しております違いを楽しむ気持ち
また今回の注ぎ分けをお楽しみいただけるセットをご用意しました。
こちらも合わせて確認してみてください。
いよいよ実践:注ぎ分けです。
1度注ぎはスピードが肝心です。
3度注ぎは時間を3~5分ほど要すため焦らずじっと待つことが肝心です。
注ぎ分けを楽しむ際は、3度注ぎから準備しましょう。
「1度注ぎ」キリッとした味わい・苦味を楽しむ
1度注ぎはグラスを手前方向・缶ビールの方向に45度ずつ傾け、グラスの高さの中間位置を目掛け勢いよく注ぎます。
理想通りの角度だと自然と螺旋状に回転しビールが注がれていきます。螺旋状にグラスを満たしていくことでキリッとした味わいになります。
フィニッシュに向け徐々にグラスを起こしながら優しく注ぎきります。
失敗を恐れず思い切って注いでみてください。
ASOBI 1度注ぎ動画も是非ご覧ください。
「3度注ぎ」苦味・炭酸感を抑えコクを楽しむ
ご提案のメインである3度注ぎ(3回に分けて注ぐため3度注ぎと言わます)是非動画もご覧いただき実践ください。驚くほど味わいが異なります。方法は次の3ステップです。
1度目:グラスより倍ほど離れた高さから注ぎ始めます。グラスの底に当てグラスいっぱいを泡にします。
2度目:液体と泡が1対1程度に戻ったタイミングで泡の下に液体を潜らせるように注ぎ込みます。(より炭酸感・苦味を抑えたい方は1度目と同じく高い場所から注ぎグラスを泡でいっぱいにしてください)
3度目:泡が液体に戻っていく様子が落ち着いたら、再度泡の下に液体を潜り込ませるように注いでいきます。
グラスから泡がもっこりと溢れ出ると完成です。
ASOBI3度注ぎ動画もご確認ください。
【2】探究:ビールの注ぎ
なぜ3度注ぎにより苦味・炭酸感が抑えられコクが増すのか
3度注ぎで注いだビールは苦味・炭酸感が抑えられ、コクを楽しむことができる理由を簡単にご説明いたします。
ビールの泡の正体は炭酸ガスです。その周りをビールの原料である麦の成分とホップの成分がコーティングして泡を作っています。ビールの泡持ちはその他の炭酸飲料と比べて良いのは、この成分が炭酸ガスをコーティングしているためです。
つまりビールにおいて泡を作れば作るほど、ビールの成分が泡に使われていきます。そして泡が液体に戻る際に麦の成分であるコクは液体の方へ、ホップの成分である苦味と香りは泡の方へ分かれていきます。コク=糖分は重たく沈みます。
3度注ぎの2度目を注ぐ際、、泡の下に潜らせるように注ぎましたが、よりコクと苦味を分離させたい方は、2度目を注ぐ際も高い位置から注ぎ泡をたくさん作り苦味とコクをより分離させてみてください。
また、3度目に注いだ際にグラスからもっこりと膨らんだ泡は、ホップの泡持ちを支える効果により非常に粘度が高くグラスを多少揺すっても落ちない不思議な泡となっています。
自分のお気に入りを探そう
キリッとした味わいで爽快感あふれる1度注ぎ。
ビールのコクを感じ、香りと苦味も程よく残る3度注ぎ。
さまざまなシーンに合わせて使い分けながらビールを楽しんでください。
2つの注ぎ方を試された方は「味わいがここまで変わるのか!?」と衝撃を受けられたと思います。世界に無数にあるビールを、さまざまな注ぎ方で楽しみつつ、自分好みの方法を見つけることもビールの魅力の一つです。
筆者野村のお気に入りは「ASOBI 3度注ぎ」を食事の後半で楽しむことです。皆様の楽しみ方も是非シェアしてくださいね^^
冒頭ご紹介しましたビアグラス付きセットは、
ASOBI×2本、420mlのグラス×2つ、コースター×2つ、メッセージカードがついたお得なセットです。大切な人と過ごす時間に、ビールの注ぎによる楽しみ方もセットでプレゼントしてみてくださいね。
グラス選びに関して
今回は、さまざまなグラスを試した結果、適度な薄はりでかつ頑丈なグラスを選定しました。
サイズは420mlにする事で、缶ビールを1本すべて注ぐ事ができ、泡を作る余裕も生まれています。
ASOBIはスラスラと引っ掛かりなく飲みやすいビールであるため、グラスの形状はベーシックにすらっとしたタイプを選定しました。なお、色の濃いビールなど、ゆっくりと温度を上げながら飲みたい場合は、チューリップグラスと言われるグラスなどの使用がおすすめです。
ここでは紹介を割愛しますが、グラスの世界も奥が深いので調べてみてくださいね。
【3】おまけ:ビールを美味しくするテクニック
グラスの管理に関して
ビールの味わいはグラスの洗浄が大きく影響します。
まずは次の2つだけでも実践してみてください!
1)グラスを洗浄するスポンジは専用のものを使用
ビールは油が大敵です。ビール専門店では、スポンジだけでなくシンクもビール専用のものを使用しています。ご家庭でもグラス専用スポンジを是非ご用意ください。
2)使用する前に流水をくぐらす
ガラスの表面はザラザラしています。ザラザラな面にビールを注ぐとビールが傷つきます。そこでおすすめは使用する前のグラスを水道の冷水で勢いよく5秒ほど流し続けてください。グラスの内側面のコーディングに加え、グラスの温度が冷えビールの温度に近づくため、ビールにとって優しい環境が出来上がります。(氷と水をいれてマドラーでクルクルと5秒ほど勢いよく回す方法もgoodです。)
グラス洗いの世界も奥が深いので、後日記事にまとめたいと思います。
最後にどんなビールも落ち着かせることが大切です。
自宅の冷蔵庫に1日以上は安静においたビールを飲むようにしましょう。
皆様の人生をビールが、ASOBIが彩る事を願っております。
それではまた。
いつかどこかで乾杯できる日を心待ちにしております。
アソビビール 野村