【ヤエン】雨の夜釣り、ヘッドライトって大事
10月5日、午後9時。
高速道路を走り、アオリイカのヤエン釣りに向かう。
前回の釣行があまりにも調子良く、その後数日、水面に浮いてきたアオリイカが最期のジェット噴射ののち、無情にも海から引き抜かれる絵面ばかりを頭の中でループ再生している。
予報は今にも降り出しそうな「曇り」で、雨覚悟の釣行であった。
東紀州一帯は、本州一、雨が多い場所として知られる。
太平洋から迫る雨雲を堰き止める山麓、そのトンネルを抜けると、例に漏れず雨であった。ほどなくして釣り場に着くと、予想通り釣り人は私だけ。
カッパをきて早速アジを泳がせ、ヤエンを始めた。
降ったり、止んだり、幸い小雨で手元にはあまり影響なく釣りができた。
0時までで3杯のアオリイカを獲り、来て良かったと思った。
日付が変わるころ、ふっと顔をあげると、カッパをきた男の人がこちらに向かって歩いてきていた。思いの外近くまで来ていて、1人と思い込んでいたために声がでてしまうほどびっくりした。
話してみると、この方もヤエン師の方で、朝イチ場所とりをして、今から仮眠をするところだそうだ。
雨の中、カッパをきた、ヤエン釣り。
同好の士、謎の親近感が生まれたのは言うまでもなく、ヤエンの話やポイントの話。
色々な話ができて良い時間を過ごさせていただいた。
特に下手くそな私には凄く為になる話をたくさん聞かせてもらうことができてありがたい。
直後もう一杯釣り上げて、午前2時。雨足も強くなってきたので車に逃げ込み仮眠をとることにする。
濡れた体に、車を叩く秋雨が、この夏を超えてから初めて寒いと感じさせる夜だった。
明け方、朝一番でもう一杯獲り、計5匹で納竿とした。
さて、タイトルにもあるように、今回の釣行で、ヘッドライトを新調してみた。
理由は春に職場の先輩と釣りに行った時のこと。
グイ、グイーンとジェット噴射で竿を大きく曲げられる。間違いなく、ヤエンが掛かっている。しかもデカい。
ギャフを伸ばして、確保しようと水面を照らしてみても、暗すぎてどこにイカが浮いてきているのか全く見えない。
その時は、同行していた先輩のヘッドライトに照らしてもらい、なんとかキャッチすることができたが、ケチってしょぼいヘッドライトを使っていたことを非常に悔やんだ。
そして買ったのが、zexusのr730。第三世代のフラッグシップ機、だそうだ。
白色、電球色、赤色と3色使い分けが可能で、白白と電球色は調光機能が付いている。
平常時は電球色で手元が見えるぐらいに調光して使い、ヤエン投入後、取り込みのクライマックスで白色に変える。
とても明るくヤエンがちゃんと掛かっているか、他にチェイスがあるかも隈なく確認することができた。
竿、リールに囚われがちだが、下手くそヤエン師、見えるものはしっかり見なければ、と、こういう小物って大事だと改めて知らされた意義ある釣行になった。
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