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魚突き道具のインプレ

現在、メルカリで出品している商品のインプレです。コメント欄のリンクから来てくださった方、ありがとうごさいます。
思いの外、閲覧頂けている為、稚拙な文章ですが、インプレしたいと思います。
興味ある方はご一読ください。

私の潜航能力は、縦にMAXで20mほど、15m付近で60秒ぐらいが勝負できる限界でした。

熟練の魚突き士に比べると、物足りないものと自覚しております。
しかし、手銛、ロングフィン共に、上記スペックを遥かに凌駕しているものだったと思います。

手銛ですが、カーボンにテーパーがかかったもので、強度と速度の両立を図ったものだと考えられます。友人が使用していた、他工房の同程度の長さのものと比べて、太さ、重量を感じます。水中での扱い、すなわち水圧がかかった状態での取り回しはやや劣るという印象です。方向転換が重たく、時間がかります。

ただ、私よりもう少し、水中での滞在時間が長く取れると、この剛性は大きなアドバンテージになるという印象に変わります。
どのみち、慌てて90°向きを変えたところで、魚は散るかと思います。

そして、発射の際に、シャフトがしなって潰れるような感覚は無く、威力を感じます。
射程ギリギリの石鯛に撃った時、貫通せずに、外皮と内臓との間の身でチョッキが返って取り込みに成功した時に、その威力を感じました。

また、取り込みにおいても、魚に負けずに引き抜いてこれる強さを感じます。
テーパー状のシャフト、その太くなった部分のしなりを受け止め、金具で曲げられたり、破損させられる感じはまったくありませんでした。
これは、前述の他工房の細身の銛で同程度の石鯛を突いた際の、シャフトのしなり具合の違いをgoproで撮れた映像を確認しあった際の感想になります。

速度重視の銛で、毎回、目の横突いてキルショットが理想ですが、現実は難しく、引っ張り合いになることが多々あります。

そういう意味ではインファイトにも強い、ガチっとした強い銛だと思います。
私の場合、引きゴムは最初から付いていたアメゴムのものを使用していましたが、腕力が強くて、硬い引きゴムを好まれる方でもこの銛なら許容できるような気がします。

参考までに、自己ベストはイシダイ63cm、クエ70cm、スズキ80cmです。
それ以上の怪魚は未知の領域です。申し訳ありません。

次に、カーボン製のロングフィンですが、こちらもパワーがあります。
これの以前は、カーボンではないmares社のrazarを使用していましたが、蹴り出しのかかりはあきらかに違います。
こちらに関して、使用感よりも、お伝えしたいことは、速くて強いフィンを使うことは安全面と心理面で大きなアドバンテージがとれることです。
中性浮力帯まで、より少ないキックで到達し、あとはフリーフォール。
根に張り付いて、サーチしたあとに水面まで戻ってこれるまでの速さ。
酸素と体力の節約は安全面と心理面でかなり大きかったです。
購入の際に、専門店で、「カーボンは30mぐらい行かんと分からへんで」と雑に言われた記憶があります 笑

残念ながら、私はその域に達せませんでしたが、それぐらいのポテンシャルのある道具をがゆえに、信頼できたのは確かです。

魚突きは、めちゃくちゃ楽しい遊びですが、常人には理解し難いほど危険な遊びだと思います。
まだ見ぬ獲物を目指し、ポイント散策を続けていくと、深さ5m刻みでターゲットの豊富さ、サイズが良くなっていくのをたしかに感じることができます。
上手くなればなるほど、ステージの危険度が増す類の遊びです。

今回出品させていただいている道具は、ハイエンドかは分かりませんが、ハイクラスであることは間違いありません。

おそらく、この商品をご覧いただいている方々は、やっているうちに泳力が増してきて、段階をアップされたい方か、今使っている道具がヘタってきて同程度のもの探されてる方が多いかと思います。
フィンの項目で前者の方向けの語りになってしまいましたが、以上が私のインプレとなります。

長文、お読みいただきありがとうございました。

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