乙女座新月「整理整頓して外に飛び出す」

2020年9月17日20:00に、乙女座で新月となります。

新月は、太陽と月が重なる、スタート、新しく生まれることを表すフェーズ。この乙女座の新月から、天秤座の新月までの１ヶ月の旅が始まります。

まず、乙女座は

分析力、潔癖、断捨離、健康、完璧主義、情報処理、批判精神、臨機応変、奉仕

というキーワードが並びます。

乙女座は、個人の成長段階（牡羊座〜乙女座）の最後のサインということもあり、個人の成長の仕上げの段階。次の天秤座では社会の成長段階となりますので、社会に出ていく準備の１ヶ月となるわけです。

新月が起こるハウスは、５ハウスです。

自己表現・クリエイティブ・恋愛・趣味・遊び・放出

などを表す５ハウス。
４ハウスで溜め込んだものを、一方的に放出する、といった場所でもあります。

何かを創り出す、自分の内側を表現する、内側のものを外側に取り出す、といった傾向と、情熱、情感を放出する、といった傾向があります。

また、趣味や遊び、恋愛など、わくわくすること、楽しいことを表す場所でもあります。

５ハウスで起こる、乙女座の新月。

自分の趣味や自分が創り出すものやことを使って、他者にどう役立てることができるか。何が使えて、何が不要か。
自分のクリエイティビティーをどう効率よく使いこなすか。

自分の中にあるものを外側に出す力、情熱や創造力を、自分の中で整理整頓し、社会で使っていくための鍛錬の時、とも言えるでしょう。

ただ、この新月が起こる乙女座は、インターセプト（カスプがない）となっているため、この新月のエネルギーは若干使いにくい、分かりにくい感覚もあるかと思います。

この新月には、逆行中の山羊座の土星が、トラインで繋がっています。
この土星は、冥王星と木星にゆるくコンジャンクションしていますので、そのエネルギーも帯びていると考えていいでしょう。

トラインは、調和的なつながり、関係性で、この乙女座新月のエネルギーに対して、しっかりと形にするため、コツコツ積み上げていくために必要なことを手助けしてくれるでしょう。

自分の力を使って、外に飛び出すために試行錯誤している生徒を、先生が見守ってくれているような感じ。
必要なことは教えてくれるし、力添えしてくれる安心感。

ただ、この土星自体逆行中であり、9月10日に逆行開始した火星ともスクエアで繋がっている土星ですので、少し重さも感じるかもしれません。

例えば、進まないことや行動できないことに対してプレッシャーを感じたり、社会的な面での厳しさを感じることがありそうです。

そのような厳しさも含めて、自分を社会に送り出すために、今何ができて、何が必要なのか、自分をどう生かしていくか、そんなことに取り組む１ヶ月となりそうですね。

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