見出し画像

ヴィンテージバカラを買ってみた。

『よし、行くぞ。なんかワクワクする。』

本日、出かけてきました。
行先は、有明骨董ワールドという骨董市。きっかけは、インターネットでフランスのヴィンテージバカラを調べていた事から。素敵なバカラを置いてるなと思ったお店のホームページに、有明骨董ワールド出展の告知が出ていたのです。

お店に着き、店主の方にそのことを伝えると、それはありがとうございますとバカラについて色々教えてくださいました。その中で特に気に入ったのは、Parisという名前の、雨雫のようなカットが施されたゴブレット。底に在判がある事から1930年から1950年代頃の品だと分かり、雨雫模様は職人さんのハンドカット、型吹き成型で制作されたとの事です。

購入を決め、作品を受け取り、嬉々として帰路に着きました。ウォーターグラスとして作られたとの事だったので、早速お水を一杯。この時は水道水でしたが、少し豪華にミネラルウォーターを合わせてみたくなりました。その後、Parisを眺めながら様々な思考が巡りました。それを文章化してみようと思います。

美術品は値が張るし、無くても生きて行ける。興味がない人は全くないかもしれない。
けれど、買ってみて、初めて気づくこともある。暮らしに、心の豊かさが生まれる。これは、実際に買ってみないとわからないことかもしれません。職人さんが魂込めて作った、このヴィンテージバカラ。買うと、毎日の生活の中で関わるし、もっと深く知ろうと勉強もする。少し大袈裟な表現かもしれませんが、自分の人生と美術品が、化学反応を起こす。
今私がフランスへ旅したなら間違いなくヴィンテージバカラ巡りを計画に入れるでしょう。行ってみたい場所ができる。視野の広がり。
そういうことが、おもしろい。生きることの彩りを増してくれる。

これからも、自分なりに美術品と向き合っていこうと気持ちを新たにしました。美術商というお仕事。何を扱うか。扱いたいか。そこに、センス、感性、人間性が表現として現れる。
こわくもあるけど、やりがいもあるなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?