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東博本館来訪記ー美の発見ー

新たに美を発見する度、歓びが湧いてくる。
まだまだ大きな旅の途上なのだ、と。

東博(東京国立博物館)の常設展に行ってきました。東洋館にも行きたかったのですが、時間の都合もあり本館のみに。日本美術を扱っている所です。

テーマごとにそれぞれの部屋が構成されております。茶の湯を習い、また教えていることもあり、以前から茶道具や陶磁の部屋は好きでじっくり観ていました。その反対に、長く観ずに通過する部屋も。今まで漆工や仏像はそこまでじっくりとは観ていませんでした。

けれど、今回、例えば施された精緻な蒔絵の模様に、鎌倉時代の仏像の侘びに、美を発見。知識より先に、感性で感じ入っておりました。『綺麗だなぁ』と。

もっともっと、よりよく変わっていける、と嬉しくなりました。感性もまた、育まれて行くものなのでしょう。

元々、文章が好きな人間です。今回の来訪でも、部屋の最初に掲示されている概要文章をパシャパシャ写メしてきました。ですが、美術に関していうと、やはり百文は一見に如かず。観るという行為とセットになって文章が存在するのだと思いました。

基本インドア派ですが、家に籠らず外へ出ることも大切という事でしょうか。確かに何かしらの発見や収穫はありますものね。

サムネのお軸は熊野懐紙です。

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