ノルウェーで住民登録が完了しました!
ノルウェーのワーキングホリデーのこと
私がノルウェーに来ることにしたのは、ワーキングホリデービザを使って1年間滞在できるとわかったから。
いつか海外、できればフィンランドに住みたいとずっと思っていて、ビザ申請が間に合う30歳直前に突然湧いてきた、「ノルウェーに行く」というアイディア。年齢的に今しかチャンスがないなら、もう行くしかない!!
思いついたその日から、ノルウェーのワーキングホリデーについて情報集めを始め、約1年かけて準備(お金とか仕事とか言語とか)をしました。
ノルウェーと日本のワーキングホリデー制度は2013年に始まっており、「ノルウェー, ワーキングホリデー」で検索すると、これまでワーキングホリデーでノルウェーに行った方の情報も結構出てきて、本当に助かります。
私もインターネット上の情報を頼りにビザの申請方法を調べたり、家や仕事の探し方を参考にしたり。
なんせビザ自体は30歳*であるうちに申請してしまわなければならないので、自分のミスでチャンスを逃すことのないよう必死でした。
*年齢制限は、ワーキングホリデー協定を日本と結んでいる国によってそれぞれ異なります。ノルウェーは今のところ、申請時に30歳であれば渡航時に31歳になっていても大丈夫です。
こういうケースを"ギリギリの"という意味で「ギリホリ」と言うらしいです。😜
申請や渡航までの行動履歴
● ノルウェーに行こうと思いついたとき、申請できる上限の30歳まであと2ヶ月
● 実際に申請を出したのが2020年1月
● 申請が通って滞在許可とパスポートが送られてきたのが2020年3月上旬
● 2020年4月中旬に渡航予定
順調だったここまでのプランニングが、新型コロナウイルスの出現により、一気に狂わされます。
● 渡航を6月に延期
● 3月末に予定していた退職、引っ越しを延期
(1社は予定通りに退職したので、この時点で収入源は1つ減りました)
● 4〜5月、ステイホームしながら東京で介護の仕事を継続
● 渡航を6月→8月に再び延期
● 6月から実家(東京ではない)に住民票を移し、仕事の拠点である東京の Airbnb または ホテルでの生活を開始
(6〜7月は、収支がプラスマイナスゼロだったとしても、ノルウェー生活のために貯めたお金を日本で減らしたくなかったのと、何もせずステイホームで時間を浪費したくなかったため、固定費となる賃貸の家を敢えてなくし、仕事を続けるという生活にシフトしました)
● 8月上旬にノルウェーに到着
滞在許可が下りてから住民登録まで
大変ラッキーなことに、私の場合はコロナの感染拡大の超直前に滞在許可が下りて、パスポートも日本に戻って来ていたので、コロナの影響で国境を越えるのが厳しくなっていた時期であっても、ノルウェーへの入国自体はいつでも可能というステータスでした。
問題は、
住民登録をする警察署が感染拡大防止のために4月から業務を停止していたこと
→ つまり入国ができても住民登録ができない
→ つまり仕事探しなど、ノルウェーでの生活が始められない
→ つまり渡航を延期せざるを得ない
また、渡航を延期せざるを得ないのに「滞在許可が下りてから6ヶ月以内に入国しなければならない」というルールもあります。
私の場合は、8月下旬がデッドラインでした。
コロナのことがあったので、もしかしたら交渉次第で延期できた可能性もありますが、年齢制限を越えている時点で再度交渉に入っても、最悪の場合 滞在許可自体を取り消されるリスクがある(?)と考えたので、交渉はせず住民登録をする警察の業務が再開されるタイミングを虎視眈々と狙ってました。
ただ、こちらがわざわざ狙って頻繁にチェックしなくても、ちゃんと業務再開の連絡がメールで来たんですけどね(笑)
さらに、基本的には、ノルウェー入国後、1週間以内に地元の警察署で住民登録をしなければなりません。
で、住民登録をするための予約はビザ申請用のポータルサイトからするのですが、すぐに予約を取ることは難しく、早くて1ヶ月後からしか予約ができません。だから必ず出国前に予約を取っておく必要があるのです。←これは多くの方が「入国してから予約を取ろうとして失敗した!」と、ブログに書いてくださっていたので、早めに認識できてとても助かりました✨
そして、1週間以内に住民登録をしなくちゃいけないルールなのに、検疫のための自主隔離期間が義務付けられているのです。
私の渡航時の規定では隔離期間が10日間だったので、住民登録は入国後1週間以内というルールは無視して、到着から10日後に手続きできるよう、予約を取ってました。
その予約が、今日だったというわけです。あ〜、長かった。
さらなる混乱の元
そんなわけで入国ができても、住民登録が終わるまでは「やっぱりお国に帰ってください!」って言われる可能性も考えて、とってもドキドキしていました。
初めてベルゲンの街中に出ることに、はじめてのおつかいみたいに緊張していたのもありますが(笑)
実際、市電のチケットの買い方は間違えたし、逆方向に乗りそうになって1分前に気づいたし😐
ドキドキしていた最大の理由は、住民登録は通常なら住んでいるところの地元警察がする業務であり「滞在許可を持っている人は地元警察(Local Police)へ行ってください」とポータルサイトで指示されているのにも関わらず、予約を取るページでは "Service Centre for Foreign Workers" しか選択できなかったから。
...どっちへ行けばいいんじゃい!
幸い家から見える距離に地元警察があるので、予約時間の前に一応 地元警察にも行って聞いてみたところ、やっぱり予約時に選択した"Service Centre for Foreign Workers"に行って、ということでした。おそらくコロナの影響で、業務が一部のオフィスに集約されているのでしょう。そんな雰囲気でした。
祝!住民登録
雨でびしょ濡れになりながらサービスセンターに到着すると、入り口で予約があるかを確認され、ちゃんと窓口まで案内してもらえました。
手続き自体は、たったの5分程度(笑)
パスポートを渡して、住所は〜?と聞かれ、顔写真と指紋を取って、終わり!拍子抜け〜!😝
これで、1年間はここにいられる。
安心しました。
↑ 今日は雨〜!濡れながら、傘持ちながら、頑張って撮ったのに何の面白みもない写真だった☔️ 😖
最後に、UDIや手続きのこと
これからノルウェーのワーキングホリデーを考えている方が、もしいたら。ご参考までに。
UDI(The Norwegian Directorate of Immigration)というノルウェーのビザに関する業務をやってくれているところがありますが、様々な方のブログを読んでいると、UDIとのやり取りや、ノルウェーの手続き全般に苦労されている方が多い印象があります。
メールしたのに返事が全然来ないとか、
ノルウェー側の業務が遅いとか、
こちらマターではない何かに業務を停止されて困るとか。
確かに日本と比べてしまえば「え?😶 」みたいなこともありますし、私も今後 別な手続きで苦労することもあるとは思うのですが、少なくとも私がUDIに質問があってメールをしたときは、2日くらいで的確な返信がありました。
確か、ビザ申請時に登録した滞在先(オスロ)と、実際に行く場所(ベルゲン)が変わったので、変更についてどうしたらいいかと質問した気がします。
担当者が良かったのかもしれないし、タイミングが良かったのかもしれない。けれど、例えばメールだったら
・自分がどの部分に困ったことや疑問を抱いていて、
・今後どういう選択肢があるのか(AなのかBなのか、それ以外かの具体的な提示をする)
といった、何を聞きたいのかを明確にし、相手が返事をしやすいよう文章をシンプルに書くことは大事じゃないかな、と思います。
これは外国に限ったことじゃないし、日本語であっても同じですね。
日本は全てにおいて、やっぱり丁寧だと思います。
だから、丁寧さを比較してげんなりするのではなく、自分が日本で生まれ育ったことをここぞとばかりに発揮して、相手の業務のしやすさを想像したコミュニケーションを心がけるだけで、きっと対応も変わってきます。😊
大変お節介ながら、そんなことがあったなと思い出したので書いてみました!
ノルウェーの人たち、いつもニコッて笑いかけてくれるし、すぐに英語に切り替えてくれるし、やさしいです。
他の国のワーキングホリデーよりはずっとハードルが高いけど、めげずに調べ、信頼できる関係性をつくっていけば、きっと道が拓けると。私自身もそう信じて、1年間頑張ろうと思います。