バイクパッカーおじ@2023石垣島③
朝6時の離島向け連絡船の運航状況を確認すると、波照間島行きの一日三便は全て○印だ。ゲストハウスから石垣港までは自転車で5分ほど。シャワーを浴び、昨日買ったサーターアンダーギーの残りとインスタントコーヒーで朝食をすませ7:00に出発した。8:00出航まで時間はあるのだが早めに到着した。乗り過ごすと何時間も待つことになるからだ。今日の海は思いのほか穏やかだった。船が到着すると波照間港は宿泊施設のお迎えと商店の荷物受け入れで一時的に賑やかになり、20分ほどで車と人がいなくなると静粛を取り戻した。港にはサビサビの折りたたみ自転車を裸で持ち込んだ、私より若そうなおじさんと私だけが取り残された。パッキングに時間がかかっているおじさんに話しかけると、目的は魚釣りだった。魚を釣る前にシュノーケリングで魚がいるのを確認するらしい。「魚がいないとこで釣りしてる人がいるけど、僕は潜って魚がいることを確認してから釣りするんだ」と言いながら大きなフィンを自転車に括り付けていた。なんか忙しい釣りだなあと思いながら、おじさんと別れニシ浜へ向かって走り出した。
波照間ブルー、ソーダブルーとか言われるニシ浜は評判通りの美しさだった。空も含めた青の濃淡コントラストと静かで柔らかな波の音は一日中癒されていたいと思える。そして真っ白なパウダー状の砂浜が遠くまで続いている。目の前にあってもほんと綺麗なビーチだ。いままでに見たことのない。
ウダウダしていたらお昼になったので、今日の宿を探すことにした。波照間はキャンプは禁止なので宿にとまらなくてはならない。島の中心の集落を探索しながらネット検索して出てきた宿に電話するが中々通じない。4件目で通じた”ゲストハウス美波”さんで予約ができた。素泊まり4100円と聞いて、高っと思ったが波照間は一泊だけだし、探し回るのも面倒なので泊まることにした。設備が充実しててコンロ、炊飯器、冷蔵庫、電子レンジ、クーラーが装備されている。これは高いのも納得できる。その日の夜は少し雨が降ってきて、風も強かったので明日は天気が悪そうだ。明日、朝一の船で石垣に戻り、西表に行くことにした。船が出向すればの話だが。