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職業講話の機会をいただいて

どうも、こんばんは。久しぶりにnoteを書きます。

昨年4月からTen-Labの代表となり、講演させていただく機会も増えたのですが、やればやるほど「講演って苦手だなぁ~」と思っています。

そんななか、昨年もお伺いした出水市立高尾野中学校の「職業講話」に今年もお声掛けいただき、お邪魔してきました。

中学1年生に向けての職業講話は、"働くことの目的や意義を理解し、将来への夢や展望を持った進路選択を通して、よりよく生きていくための職業観・勤労観を養うこと"が目的です。

今年も、Ten-Labの理事長/すみとカフェ オーナーという肩書で登壇。

ここで最初に私が話したことは、主に2つの仕事をしているということ。

「将来何になりたいの?」

これ、つい私も聞いてしまうのですが、"何になる"という"何"をあまりにも知らない自分。それが一体どんな仕事で、どれだけ大変で、どれだけ楽しいものなのかを知らない。そんな私の脳みそで"何になりたい"を答えるのは結構しんどかったなと振り返ります。

そして実際いま自分がやっている仕事が何なのか、一言で説明すること、わかりやすく伝えることが難しいです。でもそういうもの、だと思っています。

でもこの"そういうもの"という感覚は、幼いころの自分、学生時代の自分にはありませんでした。だからいつも「自分は何になりたいんだろう?何がやりたいんだろう?」と、自分の頭のなかにある小さな小さな宇宙のなかでもがいていました。

自分は”何に”なりたいのか?"何の"仕事に就きたいのか?仕事ってひとつじゃないといけないの?そうじゃないよね、いろんな働き方がある。だから私ははじめに「自分がやっている仕事は主に2つあってね」という話をしました。

それからみんなに「人生100年時代って聞いたことある?」と聞いてみました。2007年に日本で生まれた子どもの半数が107歳より長く生きるという推計があること、そして今回話を聞いてくれている生徒さんたちは2008年生まれ。107歳まで生きるとしたら、あと95年くらいある。

それを聞いて「そんなに長く生きたくない」と話す生徒さんもいました(笑)そうだよなぁ~私もそんなに長生きはしたくないなぁ。でも与えられた命を大切に、そして楽しく生きられたらいいよね、と。

そして、人生の半分は仕事をしているとしたら、何をしたいかを考えるよりも、世の中にはどんな生き方があって、働き方があって、暮らしがあって、どんな世界に行ってみたい?とか、どんな体験をしてみたい?好きなものは?とか。もっともっといろんなことを知れたなら、語り合えたなら、この世界には正解はなくて、誰かが言うことが自分が考えることが絶対でもなくて、なんてなんて誰も予想できない、壮大な、世界を、未来を、生きているんだろう。。ということに気付けるのかも。

そこに気づいたときに希望を持てるのか、絶望するのか。みんなが希望を持てたらいいなぁ、それは私も含めて。そんなことを考えながらお話をさせてもらいました。

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今回の職業講話では私以外にも様々なお仕事や職業観を持っている方々が登壇されていました。私は今回記述したような内容を話しましたが、職業講話とは、ただ自分がどんな仕事をしているのかを説明するのではなく、それぞれの価値観を共有する機会でもあるなと思いました。

私は何のために働くのか、働くことと生きることはどうつながっているのか、どんなときに心が満たされてどんなときに心が満たされないのか、生きていくうえで大切にしていることは何か、いま足りないと感じていることは何か、もっともっといろんな切り口で伝えられることがあるはず。他の皆さんの話も聞きたかったです。

いろいろ考えさせられる、よい機会をつくっていただいた松尾先生に感謝です。これからもよろしくお願いします。そして一生懸命話を聞いてくださった生徒さんたち!ありがとうございました!



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