【レースレポート やしろ】ツールドひたちなか午後2時間ソロ オーバー40 16位
今回が3度目のレース、ホイールも変えホイールバランスも取り、ポジションも前乗りに戻し、準備万端。
午前中のレースを見学しながら1周のラップタイムを確認。理由はどれぐらいでタイムが落ち始めるかを知りたかったから。
30分ぐらいかな?と想定していたが40分経過しても一向にタイムが落ちない。午後のレースも中だるみナシだなと覚悟を決める。
【レース】
序盤はようへいさんのアドバイスに従い、出来るだけ前方に位置取り。それでもインターバルはキツイ。きついものはきつい。
加えて、ASMICマジックでようへいさんと隊列組むと周りが「どうぞどうぞ」と前に出してくれる。ようへいさんは気にも留めずガンガンローテに加わるが自分は2回ぐらい先頭引いて、モたないと判断。その後は集団の中盤に位置取り。
インターバル区間は4ヶ所。「今回のレース、気持ちで負けない」と覚悟を決めて臨んだので毎回インターバルのスプリント。粛々と耐える。それも1時間ぐらいで慣れてくる。
ようへいさんは相変わらず先頭でレースを動かしている。かっこいいし頼もしい。キツいのでやめてほしいという気持ちも若干。インフィールド区間~バックストレートまでがようへいさん速い。当然集団のペースも上がり、かなり縦長に展開。
一方でストレートからアンダーパスの登りでペースが緩み団子状態に。後ろで見ていてようへいさんがわかりやすくキツそう(笑)
【終盤】
キングオブエンデューロの集団とジョイントした辺りから慌ただしくなる。残り30分ぐらいからインターバルで中切れが出るように。みんなキツそう。集団に追いつくのがいっぱいいっぱいで踏み続けて前に位置取り出来なくなってる。
自分の状態はそんなに変わらず、逆にアドレナリンも出てきて比較的楽に集団に乗れてる。残り30分、いける気がしてくる。
【1時間40分経過】
この頃からインフィールド区間の高速コーナーで「カツンッ!ガチャンッ!」とあちらこちらで音が聞こえ始める。ペダルヒットだ。
インターバルがきついのでコーナー途中から踏み始めるのだろう。気持ちは判る。
そして残り4周の高速コーナー、自分のライン上で落車が発生。止まるしかなく停車。集団から遅れてしまう。
この高速コーナー、インターバルがかかる登り区間の手前にある為、この後かなり踏まないと集団に追いつけない。
一瞬、「これを理由にちぎれるか…」と弱音が出るが、2秒で考え改め、必死に追う。
なんとか追いつくが足に異変。大腿四頭筋の感覚がマヒってる。乳酸が溜まっている感じ。インターバルスプリントのやり過ぎだ。
あと3周だからと言い聞かせ無心で踏む。
次の周回、同じ場所で今度はペダルヒットした選手が外にはじかれる。とっさにそれをよけようとした選手が自分に衝突。バランスを崩しながら一緒にラインの外に大きく膨らむ。
自分にぶつかった選手がゼスチャー入りで謝ってくれた。何かコメントも。 こっちは疲労困憊で「うぃ」としか答えられず。
2周連続で想定外のインターバル、なんとか集団に戻るが残り1周半の登りで足が言うこと聞かず千切れてジエンド。
後ろを見るが集団が来る気配もないのでそのまま一人旅でゴール。
結局、衝突を謝ってくれた選手の余裕の表情と言葉が死刑宣告だったと思う。あ、まだそんなに余裕なのね。と気持ちが切れてしまった
【所感】
まずコースが楽しい。経験したことのないスピード域でのコーナーリング。インターバル合戦。それぞれの脚質で集団内の選手の顔ぶれも変わる。
ようへいさんは、ようへい'Sレポートにもあるように1時間40分で目に見えてキレが無くなっていた。後ろから見ていて、これは千切れるかも。と思ったぐらい。
それでも要所では前に出ていきポジショニングするあたりはレース巧者。強かった。流石である。
ていうか、、中盤まであんだけ前でレースを動かしてたらそりゃ疲れるよね。
おとなしくしていれば…と考えてしまうあたりが自分が強くなれない理由かな。
自分としては、やり切った感がある。諸々無くても結局千切れていただろう。ただ後半になるにつれて周りとの差が縮まっている感覚はあった。2時間というレースタイムがトライアスロンを主戦とする自分に合っていたのだと思う。
心肺がキツいと感じることも無かったので、課題はスプリントもどき(大腿四頭筋)の強化かな。
レースプラン:終盤になるとみんな疲れから集中力が低下、集団の統率が取れなくなり、落車や中切れ、いろいろ出てくる。終盤にこそ前方位置取りはマストだな。と身をもって実感。
自転車:エモンダいいバイクだった。ヘッド周りの剛性なのか56という大きいサイズが理由なのか判らないが、コーナーではビタっと安定。かなりの人数をパスすることが出来た。登りでも軽さを活かし余裕を持って集団についていけた。
前日に試乗しまくり浮気しまくりだったけど、しばらくはコイツとうまくやっていきます。