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【大ネタバレ注意】Tales of ARISEをクリアした感想を勢いのままに書くnote。

クリアしてしまったのです。
色々整理してから書こうかとも思ったのですが、こういうのはその場の勢いで書いた方がなんとなくいい気がするので、クリアしてから30分後に筆を執っています。
(ですので、クリア後のコンテンツにはほぼ触れていない状態です)

結論から申し上げますと、多数気になる点はあれど、トータルでめちゃくちゃ面白かったです。

何はともあれシナリオがよい(特に第一部)

打倒領戦王争スルドブリガ編は、終始最高だった。
正直、カラグリアを解放したタイミングでは、「あー、こんな感じで傍若無人なことやってる奴らをぶっつぶすのを五領分くり返すのねはいはい」と思っていた。
しかし、それぞれの領将スルドが星霊力を奪うための政策の違いと、それに対応したダナ人達の生活の違いが領ごとに綿密に描かれていて、全く飽きを感じなかった。
(メナンシアは例外として、カラグリアでは支配されることを諦め、シスロディアでは同調し、ミハグサールでは立ち向かい…というような話)
それをアルフェン含むパーティメンバーがどう解釈し、最終的にはどうなれば「自由を得た」ことになるのか?を考えていく様が、とても面白かった。

ライブ配信しながらやっていたこともあって、要所要所で普通に声が出てしまった。
ジルファが死んだとき、ミキゥダが虚水になったとき、アルフェンがシオンの手を離してしまったときなど。
言ってしまえばどれも王道だし、事前に「たぶんこうなるんだろうな」と読めてしまった部分はあったけれども、だからといって色褪せない演出が光っていたと思う。

二部(五領解放~レネギス突入)は、シオンに対する一同の様子や、いざレネギスに突入したのにむしろ謎が深まっていく感じにとても引き込まれたし、
三部(禁領以降)はそういった謎が徐々に解消されて、最終目標が定まっていく工程がとても良かった。

戦闘が楽しい(特に第一部)

序盤からかなり自由に連携を組んでいけるので、試行錯誤しながら最適解を探していく楽しさが従来のテイルズより強かった。ほぼ毎戦闘ブーストストライクが打てることで爽快感もあるし、リザルト画面が無くなったことでテンポめちゃ良かった。

一方、二部以降は雑魚戦のストレスが急激に増えた。
全く怯まない敵が大多数になり、コンボしようにも割り込まれて死亡、という頻度がめちゃ増えた。
そこをブーストアタックで崩していこうってことだと思うんだけど、そうするとダウンしちゃうから浮かせられず、結局空中技絡めたコンボはしづらい。せっかく空中技に6枠もあるのに。もったいない。
最終的には、逃げ回りながら要所で轟覇斬→覇道滅封を当てていく戦い方に落ち着いてしまった。これはこれで楽しさもあるけど、なんだか別ゲーになってしまった感じ。

パーティメンバーはとても魅力的だったけど、思うところもある

一部の時点では、各パーティメンバーが色々思うことあれど、『なにはともあれ領将スルドを打倒しなくては!』という大目的があったので、個々人の感情への掘り下げがそこまでなされなかったように感じた。
シオンがツンツンしてても誰も踏み込まない。
リンウェルが露骨に誤魔化してても誰も触れない。
それでも、上記のようなシナリオの良さであまり気にならなかった。
パーティ内の空気が、ジルファが抜け、ロウが入り、キサラとテュオハリムが入り、の過程でどんどん変化していくのも見ていて面白かった。

二部に入り、大目的があやふやになったと同時に、メンバーの関係が少しずつ変化していく。
シオンに関わろうとする女性陣の様子はめちゃ良かった。キサラとテュオハリムが、なんだかんだ上司と部下の関係性を引きずっていたところから対等になっていく過程もめちゃ良かった。

それにしても、シオンツンツン期間あまりに長過ぎん?
最初の登場から、ところどころで「お、こっから丸くなるのかな?」と思わせておいてならなくて、思わせておいてならなくて、結局丸くなるのはプレイ開始から40時間が経過するあたり。長いて。
それだけ長いからこその、シオンの独白からの感動があるのはわかるんだけど、一生シオン絡みでギスギスし続けるスキット見るのは結構しんどかった。

テュオハリム、せっかく思慮深いのに役立ってなさすぎない?
今回のパーティにおいて、知識や考察力に優れる参謀的ポジション…になるかと思いきや、敵があまりに未知すぎて考えを巡らせても行動に反映されない。テュオハリムがいくら考えても、「とにかく行ってみよう!」とするしかなかったり、明かされていく真実が考察の範囲を超えまくっていたり、なんだか不憫だなーと思ってしまった。
それでも、彼が考察するスキットは物語を理解する上でとても役立った。ありがとう。

ロウとリンウェル、簡単にくっつけすぎじゃない?
これは僕個人の趣味嗜好の問題ですが、本筋に関わらない恋愛要素が混ざり込んでくるのはあまり好きではないのです。
アルフェンとシオンはわかる。シオンにとっては《茨》を越えて触れ合ってくれた初めての存在だったろうし、前世との関係とかもあるし。
でも、ロウとリンウェルはいがみ合うことこそあれ、特に惹かれ合うような要素は無かったような気がする。たぶんアウメドラへの復讐を身体張って止めたあたりからお互いに意識するようになり…ってことだと思うんだけど、その後も特に「そりゃ恋愛になるわ」ってエピソードが無いままに、ちょっとずつそういう雰囲気になる二人を見せられて置いてけぼり感があった。
思春期の恋愛ってそういうもんでしょ、なんとなくそうなるもんでしょ、と言われたらそうかもしれないけども。なんかね。

その他、鉄仮面をただ優しさで被せられた感情抑制装置ってだけで済ますのはあんまりだろとか、アルフェン戦闘中に回復されることに慣れなさすぎとか、ダンジョンが謎解き要素も何もないからただ走り回るだけとか、ヴォルラーンが作られた「王」以外の掘り下げ少なすぎんかとか、言い出したら色々あります。

ありますけど、トータルでは大変面白く遊べました。終始、続きが気になるRPGであり続けました。
このままクリア後のコンテンツもやるでしょうし、たぶん二週目もやるでしょう。
今後、「テイルズ何からやればいいですか?」って聞かれたら、迷わずアライズを第一選択にすると思います。


一応。
僕の個人チャンネルに、禁領突入前までライブ配信したアーカイブがあります。お暇な方は、BGM代わりにでも使ってあげてください。
配信規約が改定されて、禁領以降が解禁されたら、残り分もいずれやろうと思っています。その際はよろしくお願いします。

その他、なんか思い出したら後日追記します。
寝ます。

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