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アボンリーへの道 #43


Evelyn 亡き親友の妻
あらすじ
アレックの親友エメットが、妻エヴリンを連れてアボンリーへ。
荒れ果てた農場をアレックとともに建て直したエメットだが
冬を越せないということで、アレックといっしょに
嵐の海へこぎ出し、事故を起こして溺死してしまう。
ヘタをしたら自分が死んでいた、と罪の意識にかられたアレックは
エヴリンの家に入り浸るようになる。
口さがないアボンリーの人々は、アレックとエヴリンの仲を疑い……

コメント
ひとの荷物までしょってしまったら
かえってそのひとを弱らせてしまう。
ガスの言葉がこのエピソードのキモ。

アレックはいい人過ぎるのです。
人のために、自分の持っているものを
喜んで分け与えたりする。
ヘティ伯母さんは大反対ですが
ジャネットは理解者だったりします。

喜ぶものと共に喜び
悲しむものと共に悲しむ。
これは、一般には難しい。
自分の利益がかかっていたら
なおさら、そうでしょうね。

わたしがアレックだったら、どうだろう。
親友が、赤ん坊をかかえて
困っている。
見捨てるかもしれない。
わたしは自分のことで、手いっぱいだもの。

独り立ちするということは
難しいし、見ている側は危なっかしい。
でも、おとなになれば親から離れ
独立していかねばならないのです。

エヴリンは、女性ですが
ピアノの才能があるし、教師としても経験がある。
家庭教師としてやっていくには
まだまだ、たいへんかもしれないけれど
アレックが心配してあれこれやり過ぎれば
甘えちゃって、共倒れになりかねない。

西洋は、個人主義だと実感します。
日本も、かなり個人主義が浸透してきましたが
独り立ちと言うことに関しては、
見倣うべきものはたくさんあるかもしれない。

今回は、アレックが主役でした。
エピソードごとに主役が変わるんだな、このシリーズ。
あらためて、そんなことを思ってしまった
今日の「アボンリーへの道」でした。

#テレビドラマ感想文 #アボンリーへの道

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