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母乳を飲んでもらえなくて産後鬱になった私が立ち直ったきっかけ

2017年に娘を出産した際、私は産後鬱になってしまいました

私には小学一年生になる娘が一人います。
とても可愛らしく、大好きで大好きでたまらない存在です。
そんな娘を出産した際、母乳を飲んでもらえず産後鬱にまでなってしまいました。


妊娠期間中も出産時も多少のトラブルはありましたが、順調そのものでした。

妊娠中は吐きづわり以外のものが全て掛かるという地獄

食べづわりでは「もう食べたくない、気持ち悪い」と泣くことになり、
よだれづわり、眠りづわり、においづわりも経験しました。

幸いお酒に酔っても滅多に吐けない体質だったことから、
吐き気は常にきていても吐くことはできなかったため、
十分に栄養を身体に入れることができたのでお腹の子も順調。

出産直前には体重も20キロを超えてしまい、看護師さんには随分注意されましたね。。。

そして出産では太り過ぎた弊害から、産道が狭くなってしまい回転以上。
結局陣痛はきていましたが、自力で出すことはできず緊急帝王切開となりました。

そんなこんななハプニングだらけの出産を終えても、子供は見ているだけで可愛いので帝王切開の傷の痛みも我慢できました。
ですが、問題が発覚したのは授乳を何度かした後…。


扁平乳首のせいで上手に母乳を飲ませられない

授乳を何度か飲ませていて、指導された母乳の与え方を行っても上手に娘へ母乳が与えられないことに気づきました。
初めこそ「こんなところまで不器用なのが発揮されてしまった…」と、
自分の不器用さからだと思っていました。
ですが、違ったのです。


私の乳首は「扁平乳首」という種類のものでした。


正直そんな言葉すら知りませんでしたが、看護師さんに教えてもらって知ることになります。
母乳を与える際に、乳首部分をつまんであげると赤ちゃんが飲みやすくなります。
ですが私の場合、乳首をつまもうとすると乳首が平坦になってしまいなくなってしまうのです。


看護師さんがいうには、「赤ちゃんが上手に飲めるようになれば飲んでくれるようになる」とのこと。
ですが何度やっても全然食いついてくれない。
そうしている内に母乳の出はどんどん悪くなる。


帝王切開の影響から産後調子も崩してしまい、いよいよ母乳育児を諦めなくてはならなくなります。
幸い、ミルクをたくさん飲んでくれるため、子供の成長は順調でした。
さらに実母や旦那のバックアップもあり、体調不良でもなんとか育児は続けていける状況でした。


ですが、心の内は「母乳もあげられない私は母親の権利を失ったも同然」と思えてしまっていました。
完全ミルク育児は母親以外でも協力することができ、とても良いと思います。
旦那や実母がミルクをあげてくれている間、自分はしっかりと休むことができました。
でも、「母乳」に拘りすぎていた私にはそれすらもショックに思えてしまう日々。


一カ月検診の保健師訪問で「産後鬱」だと知る

私が産後鬱になっているのだと知ったのは、一カ月検診で保健師が自宅に訪問してきた時でした。
うちの地区では、病院で行われる一カ月検診の他に、
市から保健師が自宅に訪問しカウンセリングを行うというものがあります。


私はその保健師訪問でカウンセリングを受けた際、泣いてしまったのです。


  • 母乳を与えてあげられなかった後悔

  • 母親の権利を奪われたような喪失感

  • 家族の支援が逆に自分の無能さを実感させられる

  • そう考えてしまう自分がすごく嫌いで、子供に申し訳ない


当時の私はこのように感じていました。
保健師さんは私の話を聞き、励ましてくれました。
そして経過観察
多分、とても心配される状況だったのかもしれませんね…。


立ち直るきっかけをくれたのは子供の成長

母乳の話をするだけで涙が流れてしまう状況は2年ほど続きました。
ですが、精神的に立ち上がることができたのは子供が生後半年。
ふとした時に子供へ乳首を吸わせてみたのです。


吸ってくれるかな…


縋る思いでした。
そんな私の思いが通じたのか、娘は私の乳首を吸ってくれたのです!
思わず泣いてしまいましたよ。
「子供が成長して上手に吸えるようになれば、乳首も吸って貰えるよ」と
産後に看護師さんから言われた通りでした。


ですが、どんなに色々な人から労わりや慰めの言葉を掛けられても、
固まってしまった私の思考には響かない
私が思い悩んでいた事柄は、すべて娘が取り除いてくれました。


どんなに言葉を掛けられても、結局は問題が根本的に解決されていないと心が晴れることはないのです。


今でこそ思うと、何故あんな些細なことで悩んでいたのだろうと思います。
母乳があげられなくても、私は娘の母親だし、母親の権利を失ってなどいません。
ですが、当時の私には絶望にすら近い感情になってしまっていました。


産後鬱に苦しむあなたへ

産後鬱で苦しむ方はきっと多いと私は考えます。

  • 母乳トラブル

  • 子供の成育状況

  • 眠れない

  • 体がつらい

あらゆることから、鬱になるきっかけがあることでしょう。
ですが、自分を責めないでください。
今つらいことも、時間が経つことで解決する場合が殆んど。
私の場合、産後鬱が終わるきっかけは時間経過や子供の成長にて解決されました。
根本にある原因から解放されれば、何故そんなことで悩んでいたのだろうとさえ思えてきます。
本当に無理をしないで!
つらいのは今だけだから!

私の経験がご参考になれば幸いです。
それでは、今回は此処まで!
また次回よろしくお願いします(*´ω`*)


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