その手土産の渡し方、失礼かも!? 【暮らしのマナー 訪問編#4】
接遇マナーコンサルタントつや声トレーナー向山明日香です。
上司や恩師、またご友人のもとへ伺うとき、
手土産を持参することが多いかと思いますが
どのようにお渡しになっていますか?
よく見かけるのが
袋に入れたまま差し出す渡し方・・・
その渡し方、実はマナー違反です( ˊᵕˋ ;)
今回はその「手土産の渡し方マナー」についてお届けします。
【①基本のマナー三カ条】
お渡しするときには
►「品物は袋(風呂敷)から取り出してお渡しする」
そして、
►「両手でお渡しする」
さらに、
►「机などをまたいでお渡ししない」
という三カ条をまず押さえておきましょう。
【②お渡しするときのタイミング】
タイミングは、、、
せっかく準備したものだから早く渡したい!
玄関先でお会いして挨拶したら
早速お渡しする?!?!
いえいえ、
手土産を玄関先でお渡しするのは
美しいマナーではありません。
玄関でご挨拶を交わして、
「お部屋に通されてからお渡し」しましょう。
ただ、
生ものや冷凍もの、生花の場合は
すぐに冷蔵庫に入れていただいたり
お水に入れていただかないといけませんので、
その旨をお伝えして
玄関先でお渡ししても結構です。
【③洋室の場合の渡し方】
椅子に座る前に挨拶を交わして、
袋から取り出して
「お品物の正面を相手に向けて」
差し出します。
この時の注意点は
基本のマナーでもお伝えした通り、
「テーブルは挟まずにお渡しする」こと。
持ち方のコツは、
片手で品物を持ち、
もう片方の手は品物の底を支えてお渡しすると
安定感があり
お相手も受け取りやすくなりますよ。
【④和室の場合の渡し方】
正座で座り、一旦「下座に手土産」を置きます。
そして袋(風呂敷)から取り出し、
包装紙やリボンを整え、
90度ずつ二回まわして
正面を相手に向けてから、
「畳の上に置きながら」両手で
差し出しましょう。
手土産をお渡しするときに添える言葉についてはまた次回に・・・