コロナ危機をチャンスに変えたフィンテック「スクエア」の進化
サンフランシスコ本拠の決済企業スクエアは、2013年4月に送金サービスの「Square Cash」を始動させ、フルサービスのデジタル銀行に向けての進化を緩やかに進めてきた。同社は新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、その動きを加速させている。
Square Cashの専用アプリ「Cash App」は2018年の初旬から、貯蓄や様々な決済に加え、株式投資やビットコインの購入に対応していた。同社のCEOのジャック・ドーシーは今から約2カ月前に、新型コロナ危機を受けてCash Appを用いた米国の1200ドルの緊急経済支援給付金(PPP)の受け取りを簡易化すると宣言した。