ハルキのインターン日記 Day13

こんにちはハルキです。

今日は早くもインターン最終日でした!
最後は西田さんの工房で染色体験をさせて頂きました。

染色体験では持ってきたズボンに活性炭や糊などが混ざったものを塗りたくって乾燥させ、その後に固まったズボンをパリパリに割り目を入れて染色するそうです。とても楽しかったし、完成が待ち遠しいです!

染色体験をしていて、この取り組みを受け入れた染職人の西田さんは凄いなと思いました。どう凄いと思ったかと言うと、今までは一流のアパレルブランドに布を卸していたのに一般の人を相手に染色体験を提供できる柔軟性や器の大きさが凄いなと感じました。

染色体験が終わった後は、インターン最後に中須さんから
お話を受けました。
中須さんはインターン中は基本的に僕らの良い所を褒めてくれていたし、「もっとこうした方が良い」と言うことはあっても、「これができていない」と言われることはありませんでした。
でも最後の話では、これができていなかったとはっきりと言われました。それは優しさが足りないこと、想像力の射程が短いこと、学びの姿勢と感謝が足りていことでした。

優しさというのは周りの人の変化に気づいて、気遣えることだと教えて頂きました。これは何か行動を起こす以前に人として大切なことだから、優しい人になって欲しいと仰っていました。

想像力の射程が短いというのは、見たり聞いたり経験したことを表面的にしか見れていないことが多かったと言われました。こんなことを知って、こう思いましたと言うのはできていても、その背景には何があるのだろう?とか、何故そうなったのだろう?ということまで想像できいないと仰っていました。

最後の学びの姿勢と感謝というのは、インターンで色々な人に会わせて貰いました。けれど相手によって学ぼうとする姿勢や態度が違ったようです。例えば新井さんの話なら新井さんがどんなことをしていて、どれくらい凄い方なのかを知っているので、尊敬と感謝の念を持って話を聞くことができていました。しかし、どんなことをしているかをあまり知らない方などに対しては、新井さんには向けられていた尊敬や感謝が感じられなかったそうです。これはつまり、まだまだ目に見える肩書や数字に縛られて、目に見えない凄さや価値に気づけていないと教えて頂きました。

この3つのことは今まで生きてきた中で、あるいはこのインターン中に必ず一度は言われたことです。にも関わらず最後にできていなかったと言われたということは、言われたことを深く考えず理解したつもりで流してしまっていたからだと思います。
毎日ブログを書いてきた中で、僕は価値観が変わったとか、視野が広くなったと書いてきました。けれどそれはまだまだ未熟で、自分の中に落とし込めていないということに最後に気づくことができました。これからこのインターンで学んだことを振り返り、実践していくことで初めて言われてきたことの意味を理解できるのではないかなと思います。そのことを胸にこれからを過ごして行きたいです。

中須さんがこのインターン期間中、僕たちのことを気にかけよく見ていてくれたからこそ厳しくも優しい言葉で締めくくってくださったのだと思います。もし最後に「良くできました」で終わっていたら中須さんが伝えたかった本質の部分に気づくことができずに終わっていました。
中須さんには最初から最後まで感謝することばかりです。

2週間のインターンが終わった今もたくさん悩むことはあるけれど、もっと自分と向き合って、今までのような表面的な言葉ではなく、よく考え、想像し本当に腹の底からでてきた自分だけの言葉で自分を表現できるようになっていきたいなと思いました。
そしていつか中須さんが関わりたいと思うような面白く、自分だけの自分を持っている深みのある人間になります!

2週間、本当にありがとうございました。
この経験は一生忘れません

最後の締め『考え悩み未熟これから

Day1の締め「ワクワクと驚きと少しの不安」
Day2 の締め「出会いと経験と疲労」
Day3 の締め「個性と人生と発見」
Day4 の締め「価値と視点とお金」
Day5の締め「学びと焦りと決意」
Day6の締め「カッコイイ!と変化とチャンス」
Day7の締め「自己と考え方と幸せ」
Day8の締め「繋りと多様性と想いやり」
Day9の締め「楽しいと振り返りと休憩」
Day10の締め「感謝と非日常と睡魔」
Day11の締め「数字と社会と喜び」
Day12の締め「気づきと疑問と選択」

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