アスクレピオスのアイデアノート
こんにちは。中尾です!
私はアスクレピオスで企画やプランニングをしていますが、(メンバー紹介)
元々病棟の看護師として社会人をスタートさせ、医療現場で看護師として感じた課題や不満を解決したいと思いながら、医療現場以外で様々な修行を積みここに至っております。
この話はまた詳しくするとして・・・
「アスクレピオスのアイデアノート」では、医療の環境をよりよくできそうな新しい技術や情報の紹介や、医療環境の未来がこんな風になったら!?という私の個人的なアイデアを書き連ねていきます。
(アイデアについてのご意見も募集しています!↓)
今日は、先日行った展示会でみつけた
先進技術と繊維を融合させた「Xenoma (ゼノマ)」を医療や介護の現場に応用したら・・・というお話です。
まずは「Xenoma (ゼノマ)」について簡単にご紹介。
東京大学発のスマートアパレルベンチャーで、「e-SKIN」というセンサー技術を元に様々なメーカーと商品開発をしています。プリンティッドサーキッドファブリック(PCF)と呼ばれる、変形・伸縮が可能な電子回路技術で、スーツやスポーツウェアに搭載し着用している人の生体データがとれるというもの。
Xenomaオフィシャルサイトより
その技術をさらに応用し、人間の動きや空間を認識させるウェアラブルデバイスが発表されました。これは、人の動きを感知して遠隔で状態を把握できるという技術です。
思ったより軽くて小さい
人の動きを感知して画面に姿勢が表示される
介護施設や回復期の病棟では転倒防止マットなどを、足元に敷いておき患者さんがマットを踏んだらコールが鳴る仕組み。コールがなるのが気がかりで、あえて跨いでいくなんていう事もあるようです。
そんな現場で、このウェアラブルデバイスが取り付けられた患者衣もしくは、
どんな患者衣にもとりつけられるデバイスにしてしまえば、
・病院や介護施設では転倒する前に駆けつけることができるのでは!?
・リハビリでは動きの癖を性格に把握し、データをもとに効果的なリハビリができるのでは!?
・在宅医療現場では、どのように転倒してしまったのかを把握できるのでは!?
実際のデバイスはもっと小さく薄くなっていくそうで、製品化まであと少しのところまできています。(今度詳しくお話を聞いてこようと思います!)
日進月歩のテクノロジーとアイデアで、医療環境の未来をもっと心地のよいものにしていきたいなと、日々思案しているのであります。
中尾
*参考:ゼノマ
アスクレピオスは医療環境の未来について、一緒に考え、カタチにしていくラボでもあります。
医療者のみなさんが、ふと思い浮かんだ「こんなアイデアはどうだろう?」「こんなものが、あったらいいな」があったらぜひお聞かせください!