ICUの夜の顔
こんにちは。今回は、夜勤帯のICU見学で気付いたことをお話しします。
実は、前々回の記事「はじめてのICU見学」で紹介したICU見学には続きがあります。別日にはなりますが、夜勤帯も見学させていただきました。
普段ICUに伺う機会が多い私も、夜勤帯に伺うことはないので『ICUの夜の顔』はとても新鮮で、日勤帯との多くの違いを発見することもできました。
日勤帯はかなり慌ただしいICUも、夕方から夜にかけて人の出入りが落ち着き、少しずつ静けさを感じました。
しかし、この居心地のいい静けさが、日勤帯では感じなかったことが気になる要因にも…
日中もあったであろう、カーテンの「シャー!!」という音やごみ箱の蓋が閉まる音、スタッフ同士の会話、その中でも一番気になったのはアラーム音や電話の呼び出し音です。
照明も暗くしているからこそ、イベント発生時に点灯するとより眩しさを感じ、休息と作業が同時に行われるICUの照明環境は難しいなと実感しました。
夜勤帯はできるだけ患者さんが休まる空間になるようにと、小声での会話や作業音を立てないよう努力される皆さんの心遣いを感じながら、ICUという特殊な環境には、まだまだたくさんの課題があるなぁ…と改めて実感しました。
見学後は記録したものをレポートにまとめ、ご協力いただいた皆さんにフィードバックする予定です。その後、ディスカッションやインタビューを行い、一緒に今のICUを深堀りしながら本来あるべきICUのヒントを探していきます。
今回の見学を通して、音・照明環境だけを見ても患者さんの睡眠の妨げの要因となっているのでは?と感じました。
医療者の皆さんが働くうえでも負担、ストレスにならない方法で、不快と感じる音の消音?吸音?照明の照射範囲?設置場所?などなど見直すべきことが見えてきたように思います。
Project Manager 西尾
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