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過回内だとどうなるの?
過回内はよく聞く言葉だがなんなの
回内は足首が内側に回るように動く運動のことをいいます。歩行中、体重が移動する時、足首に回内が起こります。これは身体全体の緩衝機能の一部ですが、回内が必要以上に大きい場合、筋肉、腱 、骨の構造に障害がでたり、痛みが生じたりすることがあります。過度の回内自体は疾患でも障害でもありません が、様々な障害の原因になります。(これでは余りにも解り難い表現だが、動きをみると少しわかりやすくなる)
足の状態
進行方向に向かって真っすぐに立った足のかかとを後ろから見るとこの写真のようになっていると正常と判断される、つまり踵がまっすぐに真上から掛かってくる体重の負荷を受け取っている
これを見ると踵はまっすぐに体重を受け安定して立っており事ができていると診断される
横から見ると足の内側縦アーチ(一般に土踏まずと呼んでいる)はしっかりあり、ともすればハイアーチと評価されやすくどこにも悪いところはないように見える
足を正面から見るとつま先にかかる体重で辛うじて安定を保ちながら立っている(両足で立っている時の右足の写真)
一見したら「扁平足」でもなく「外反母趾」でもない良い足と診断されがちだが、実際に体重を乗せて動くと余り語られない動きが見えてくる
正面から見る動画の中に同時に踵側からの動きを合わせると本当の足の動きが見えてくる(直立した時の状態)
何も問題ないように見えた正面からの足の状態だが体重(重心)が移動するとそれを支えるために足が自然に動き足首の動きが変わり始める
特に母趾球でバランスよく体重が受けてれないために親趾(母趾の先に偏った力が掛かる)
これにより踵も内側に倒れこみ過度の回内の動きに(過回内)なり足首が膝を内側に引き込むように動き両膝頭がくっつく動きをする
この動きが母趾の裏側に硬いタコを造り膝関節の内側周辺を傷める
過回内の足の動き(動画)
過回内が作る疲れは、実際の動きをみると理解できる
足にできるタコのはバランスが良くなると消えてゆく
過回内の動きからカラダを支えるために母趾に沢山の偏った力をかけているために硬いタコができてしまう
足のバランスか変わり母指球が自然に使えるようになると硬いタコは次第に柔らかくなって消えてゆきます
お客様からのアドバイス
できている硬いタコは自然に消えるの待っているのもよいが、まずタコのケア(フットケア)を受けてきれいに快適になった足にしてもらいバランスが整った足で歩き始めるとフットケアだけでは緩まないタコ周辺の硬くなった皮膚や筋肉に柔軟性が戻りやすくなって足の改善が速まるようです