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幸せを決める6つの要素が心理学で明らかになった件

 突然ですが、質問です。

 「人の幸せを決める要素とは何か?

 と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?

 これ、特に正解はないんですけど、ポジティブ心理学では次の6つの要素で決まるとしてます。(R

  • 1)ポジティブ感情

  • 2)集中力

  • 3)良い人間関係

  • 4)人生の意味

  • 5)達成感

  • 6)ネガティブ感情

 幸せな状態を心理学では「ウェルビーイング」といったりします。

 このうち、1~5は高めたほうがいい要素で、6のネガティブ感情だけは減らした方いいって感じですね。

 方程式に無理やりまとめると次のようになります。

  • 幸せ=(1ポジティブ感情+2集中力+3人間関係+4人生の意味+5達成感)―6ネガティブ感情

 図にするとこんな感じ。

筆者作成(参考)Butler, J., & Kern, M. L.  The PERMA-Profiler: A brief multidimensional measure of flourishing.

 たしかに、ポジティブ感情が高くて、集中力があって、人間関係も良くて、人生の意味も見出していて、達成感も感じていて、さらにネガティブな感情が少ないっていう人がいたら、超幸せな人だといえますね。

 でも、ここで1つ問題が。

 「それぞれどうやって高めればいいか分からない!」

 例えば、「人生の意味を高めるのがいいよ」って言われても、なんか抽象的過ぎてピンとこないですよね。

 人生の意味?うーん…ってなる。
 それを高めればいいのはわかったけど、うーん…ってなる。

 そこで今回は、それぞれの要素を高める(ネガティブ感情は減らす)方法を科学的に調べてまとめました。

引用:公式ブログ「あすかラボ

 ポジティブ感情を上げたいなら「1」の記事を、人生の意味を見出す方法を知りたいなら「4」の記事を選択すればOKです。

 ただ、そうはいっても自分がどの要素が足りていて、どの要素が足りていないかは分からない方は多いと思います。

 そこで、あなたの幸せ度はどれくらいなのか、それぞれ診断できるテストを紹介します。

 必要な方はこちらの診断を受けてからどの要素を上げるか選んでみてください。


幸せを決める6つの要素スコア診断

 心理学者のマーティン・セリグマンがつくった診断です。(R

 幸せを決める6つの要素のスコアがわかります。

 質問は全部で18問。

 紙とペンを用意して、直感でいいのそれぞれ10点満点で採点してみてください。


  • 1 あなたは、目標達成に向けてどれくらい進んでいると感じますか?

  • 2 あなたは、自分のやっていることに夢中になることがどのくらいありますか?

  • 3 あなたは、どのくらいの頻度で楽しいと感じますか?

  • 4 あなたは、どのくらいの頻度で不安だと感じますか?

  • 5 あなたは、自分で設定した重要な目標をどのくらいの頻度で達成しますか?

  • 6 あなたは、どの程度まで目的をもって行動し、有意義な人生を送っていますか?

  • 7 あなたは、困っている時に他人からどのくらい助けやサポートを受けられますか?

  • 8 あなたは、自分の行っている目標にどのくらい価値があると感じていますか?

  • 9 あなたは、自分が行っている目標にどのくらいワクワクし、興味を感じていますか?

  • 10 あなたは、どのくらいの頻度でポジティブな気持ちになりますか?

  • 11 あなたは、どのくらいの頻度でイライラを感じますか?

  • 12 あなたは、どのくらいの頻度で自分の責任を果たすことができていますか?

  • 13 あなたは、どのくらいの頻度で悲しい気持ちになりますか?

  • 14 あなたは、目標に取り組んでいるときに時間を忘れてしまうことがどのくらいありますか?

  • 15 あなたは、どのくらい周りから愛されていると感じますか?

  • 16 あなたは、自分の人生の方向性がどのくらい定まっていると感じますか?

  • 17 あなたは、自分の人間関係にどのくらい満足していますか?

  • 18 あなたは、自分の人生にどの程度満足していると感じますか?


 採点が終わったら、次の項目の平均点を出します。

  • 1)ポジティブ感情=3、10、18の平均

  • 2)集中力=2、9、14の平均

  • 3)良い人間関係=7、15、17の平均

  • 4)人生の意味=6、8、16の平均

  • 5)達成感=1、5、12の平均

  • 6)ネガティブ感情=4、11、13の平均

  • 幸福度(ウェルビーイング)の高さ=1、2、3、5、6、7,8、9、10、12、14、15、16、17、18の平均


 スコアの平均は次の通りです。

筆者作成(参考)Butler, J., & Kern, M. L.  The PERMA-Profiler: A brief multidimensional measure of flourishing.

 この診断をすると、自分に何が足りてないかがわかります。

 採点してみるとわかりますが、意外に点数が低いものが出てきたのではないでしょうか?

 スコアが低かったところを中心に対策すれば、あなたの幸福度は上げられます。

 やり方は、こちらで詳しくまとめてるので、必要なところだけどうぞ↓

【幸せを決める6つの要素】

(引用:公式ブログ「あすかラボ」より)


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【記事執筆】あすか

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あすか@サイエンスライター


参考文献・データ等


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