なぜ文章を書こうとすると固まってしまうのか?
文章を書くとき、何もかけずに数十分固まってしまう現象。。。
あなたも経験ありませんか?
その原因はこれです↓
原因:最初から美文でかこうとしているから。
特に普段から記事を書いたり、小説を書いたりする方はよく石化してるかもしれません。
下手な文章をかいちゃいけないと思うと、私たちは何も動けなくなる。
ではどうすればいいか?
言語学に詳しいスティーブン・ピンカー博士が石化対策についてまとめてくれていたので、今回はその文章術を紹介します。(R)
石化対策:とりあえず雑でいいので文章を完成させる
これ、完璧を求めがちな日本人にはない発想ですね。
誤字脱字があっても関係ない
前後の文章がつながってなくても関係ない
拙い文章になっても関係ない
雑でいいから、とにかくいったん完成させる。
そこからブラッシュアップを繰り返すと、良い文章が書けるよ。
と述べてます。
これ、マンガのイラストで例えると分かりやすいですね。
絵の上手い人って、最初からいきなり完璧に描こうとしない。
なぜならかえって時間がかかるから。
まずはサッと簡単にキャラクターの絵を下書きで描いてから、ベタ塗りしたり色をつけたりする。
デッサンでもラフスケッチしたりしますよね。
「輪郭はだいたいこんな感じかなー」と大まかに描いてから初めて丁寧にスケッチする。
そんな感じと似ているのかなと。
だから文章も、
大雑把でいいからいったん文章を全部完成させる→そこから読みやすい文章にブラッシュアップする
といった流れですると、速く出来上がる。
この方法を知らない時期は、私もよくパソコンの前でフリーズしてました。
イメージでいうとこんな状態↓
長い時だと20分くらい。
もうずっとロダンの「考える人」みたいに石像化してる笑
石化の呪文がかけられている。
でも、ラフでいいからまずはいったん文章を完成させるやり方を知ってからは、大分執筆が速くなりました。
良い文章に書きかえるのは最後でいい。
あくまで自分がやっているのは、絵画でいうラフスケッチと同じなんだ、良い絵を描くために下描きしてるだけなんだ、と考えれば、気持ちもラクになりますよ。
特に完璧主義気質のある私たち日本人にオススメの文章術だと思います。
ぜひあなたも試してみてはどうでしょうか。
関連記事:このような文章術については、こちらのnoteで詳しく解説してます。高評価やオススメで紹介された自信のある記事です。文章を普段書いてる人なら必ず使えるテクニックなのでよかったらどうぞ↓
【記事執筆】あすか
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参考文献・データ等
・Steven Pinker “The Sense of Style: The Thinking Person's Guide to Writing in the 21st Century (English Edition) ”