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留学を考えている人へ 〜 語学留学では話せるようにならない(前半)
*本記事では便宜上「英語」と表記しますが、「習得しようとしている対象の言語」に置き換えてください。フランス語を学んでいる人ならフランス語、中国語を学んでいる人なら中国語、といった具合にです。
昨今英語を学びにセブ島へだとか、ニュージーランドにワーキングホリデーに行ってその半分は語学学校に通うだとか、フランス語を学びにフランスの語学学校に通うだとか…。留学をして言語を学ぶということが比較的身近になってきたように思います。留学で言語を学ぶってどうなの?私なりの考えを2回に分けて記述します。
前提として、私は勉強する時間はコストであり最小限でその結果、つまり学習をし、自分のものにすることが望ましいと思っています。勉強をたくさんすることはいいですが、その分多くを学ぶことがいい。なので、勉強することが悪いと言っているわけではありません。時間かけている割に学べていることが少ないことがよくないと思っているのです。
多くの人は英語を勉強したいのではなくて、英語を使ってコミュニケーションがとれるようになりたいのです。もし世界中の人が日本語を話したら、あるいは世界中の誰も英語を話さなければ、それでも学びたいと思うでしょうか。
英会話スクールに数十万円を費やしても話せるようにならなかった人の話を聞いてから、私は言語習得の指導を始めました。言語学習者が正しい努力をして、一日も早く使えるようになってほしいと思っています。野球で言えば、いつまでも一人で素振りをしていてほしくないのです。試合に出場して、試合を楽しんでほしいのです。
上記の考えをベースに、現地の語学学校に通うことは決してお勧めできないという内容を二回にわたって書きます。前半では語学学校に通うメリットをあげます。後半ではデメリットと、どうするといいのかの意見でくくります。
語学学校に通うメリット
現地に行くことで、その国の言語に触れる機会が増える
英語圏にいけば街中のものが英語表記です。ポスターは英語だし、コンビニで買い物する時にかけられる言葉も英語です。いたるところで英語に触れる機会があるのは英語を伸ばす要素の一つであることには間違いないでしょう。
他の留学生と交流できる
海外生活は最初心細いかもしれません。そんな中で行く場所があり、やることがあり、人と出会う機会があれば英語を学びやすくなるでしょう。一緒に観光したり、現地ならではの体験をすることができます。ただし、同じ国や見た目の人たちでまとまりやすい傾向があるので、結局ずっと日本語話していた…なんてこともあります。帰国の時によく聞く言葉は「もっと英語に触れればよかった」、「現地の人ともっと交流するべきだった」。
英語の先生から英語を教えてもらえる
当然、英語の授業を受けることができます。その為にお金を払うわけですが、これも他の選択肢と比較する際に考慮するべきことではあるので、メリットとして明記する必要はあるでしょう。ただし、授業の後に質問ができない…なんて愚痴をきくこともありますので、学校によって当たりはずれはあります。
遊べる
長い海外旅行だと捉えれば、それもそれで楽しいと思います。海外で生活してみたい!という人にもその国にいくだけで価値がありそうです。ただし、授業の時間は拘束されていますので、遊べません。
外国に住んでみることができる
日本を出て他の世界をみてみるのもいいことだと思います。視野を広げるにはいい方法ですが、下手したら現地に適応しようとせずに文句ばかり言って「やっぱり日本が最高だ」となります。適応する意欲があるかないかの違いなのかなと思います。適応力の高い人は良いところと悪いところ両方を見ることができます。その良いところと悪いところは裏表の関係であることもあります。例えば比較的早く仕事をしてくれる日本ですが、働き方が問題になっています。
以上が私が考える、海外の語学学校に通うメリットです。後半はデメリットについて書き、なぜ語学学校に通わない方がいいかをお伝えできればと思います。
後半につづく
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