留学を考えている人へ　〜　語学留学では話せるようにならない（後半）

前編では、海外で語学学校に通うメリットを5つご紹介しました。

今回の記事では「語学留学する5つのメリット」の後編として、最も重要なポイントとなる語学学校に通う5つのデメリットについて書きます。

語学学校に通う５つのデメリット

①最低でも1ヶ月で10万円以上のお金がかかる（が、効果は低い）
授業料だけで、1ヶ月10万円以上かかる場合が多いです。加えて、渡航費や衣食住、留学の間収入が減ることも考慮する必要があります。実質的な負担は数十万円～といったところでしょう。

②上手な英語を話せる人が周りにいない
語学学校にいる生徒はみな外国人です。英語を母国語としません。当然、英語は下手です。最初はペラペラと話しているところを見て「すごい、上手」と思ってしまうかもしれませんが、上手ではありません。ネイティブが多い環境にせっかく入れるのであれば、積極的にネイティブから学ぶようにしたいものです。

③日本人とばかり話してしまう
そもそも英語を話すことに躊躇してしまうことが改善できなければ、楽な道を選んでしまう人が多いです。留学先には日本人が周りにいることが多いので、甘えてしまって英語ではなく日本人と日本語で会話することが結構多くなります。

④日本にいても話せるようになる
言語が自国で学べないのは間違った努力をしてしまっているからです。学習の機会や資源はたくさんあります。比較的マイナーな言語でもそうです（比較的難しくはなりますが）。アイヌ語でも、スワヒリ語でも、学ぶことはできます（アイヌ語のラジオ講座あります！）。ましてやメジャーな言語はなおさらのことです。日本にいても学べないから、海外にいって学ぶ！という前に、今の学び方を分析して改善することをお勧めします。

私が受講生に指導している内容も、学び方の改善に注力しています。がむしゃらに走ってもゴールがわからなければいつまでたってもたどり着けません。目的地まで一緒に歩いて（必要に応じて走って）導くことを心がけています。

⑤せっかくの海外経験なのに失う機会が大きい
大切なお金と時間を費やして「わざわざ」自分からその国に行ってるのに、なぜ英語が話せない人たちとほとんどの時間を費やすのでしょうか（言語習得を目的とすると、できる人から学べる環境がほしいです）。せっかく日本では体験できないことを体験できるその国での時間を英語の授業に拘束されないといけないのでしょうか。しかも、英語の授業なんて日本でできることなのに！！！！

もしも語学学校にいかなければその国にいる時間、言語を使って仕事をすることでネイティブ英語が身につけられただろうし、英語でコミュニケーションをとることで色々な話が聞けたことでしょう。

私ならその国が私のもとにきて、与えられる経済的・時間的損害に対しての補償を提供してくれるのであれば… 語学学校に通うことも検討する、という気持ちでいます。

私にはこの条件で時間とお金を費やしてその国にいくのことは妥当に思えません。以上が私が考える海外に語学留学に行くデメリットであり、語学習得の為に行くべきでないと考える理由です。セブ島留学だとかニュージーランド、カナダでの語学留学は not worth it!

最後に

せっかく海外に行く機会があるならその時間を語学学校に通うことに費やすのはもったいないです。行く機会があるなら、現地で何がしたいのかを考えます。どんなことができたらいいか、どんな生活を送れていたらいいか。それを達成するためにもし英語が必要なのであれば日本で英語を学び、現地では英語を学ぶのではなくて英語を使ってやりたいことをやることがいいと思います。場合によってはやりたいことを達成するためには英語は不要ということもありえます（日本の友達とただ観光地が回りたいだけで必要なのはホテルチェックインのためだけ、など）。

言語学習はやり方さえわかり、実践するだけで何ヵ国語でもできるようになります。マルチリンガルとは決して宇宙人ではなく、今この記事を読んでいるあなたもマルチリンガルになれるのです。

英語を話せるようになってその国に行くと時間もお金も現地だからこそできる他の事に充てられます。国によってはカジノディーラーのアルバイトなど、日本ではなかなかできない体験もできますよ！

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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「３カ月で本当に話せるようになるの？」
と思った方！話せるようになります。みなさんはアルファベットから学ぶのではなく、ある程度英語を勉強してこられた方です。成績に差はあれども、中学校と高校で６年間は学んできたわけですから。

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