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技能実習生との交流事業実施しました


経緯


新潟県国際交流協会から与えられていた事業は二つです(三つ目は、やらないことになった)

1つは外国人防災事業。これは、先日新潟大学で実施したものや、7月に見附市の技能実習生対象に実施したものです。

もう一つが、技能実習生との交流事業です。
この事業は新潟県国際交流協会で2年前に始まったもので、いままでは町内会の方々など高齢者と技能実習生との交流がされていました。

そこで、外部から入ってきた身として違和感を覚えたのが、年齢差が大きい人たちとの交流です。自分が外国に行ったら、いつもずっと近くにいてくれるお金にも時間にも余裕があって、積極的に助けてくれる人ならまだしもそれ以外で恒例の方々と関わるよりも同年代の人たちと関わりたいと思うでしょう。高齢者との交流もありがたいです。(本当に真摯に向き合ってくれるので)でも、同年代とも交流することが大事なのではないかと思って、ターゲットをガラリと変えて模索してみたのが今回です。

同年代との交流をするためには、まず日本人の若い人たちに参加してもらう必要があります。そこで考えたのが、「技能実習生との交流」と打ち出すのではなく、国際協力に関心のある人たちに向けたイベントの企画でした。

内容

始めに、長岡出身でJICA職員の塚元さんにご自身の海外協力隊としての経験をベースに「今日からできる国際協力」と題してお話をしていただきました。

笑顔!

そのあとに、NPO法人Adovoで、19歳の大学生矢川さんに「技能実習生ってどんな人?」と題してお話をしていただきました。

お二人の話の共通点は、「自分たちの当たり前や前提としていることはみんなが共有しているわけではない」ということでした。

続いてやさしい日本語に言い換えるワークを行いました。

そしてその後は技能実習生との交流!
30人ほどの技能実習生が入ってきた時には初めての交流にちょっと緊張していた参加者も、準備していたアクティビティを通して交流をすることで少しずつ二人で向き合って話をする様子も見られるようになっていきました。

ボッチャ、初めて見ました

結果的に、日本人も技能実習生も約30人ずつ参加していただき、楽しく交流をすることができました。

来年度以降、同様の形で実施するのか、それともまた別の形でするのかは未定です。ただ、今回のようにいままでの新潟県国際交流協会の切り口とは違う観点で物事を見て事業をしていくこと、そしていままでにはなかったつながりを開拓して協力を得ていくこと、それが求められています。これからも、成功しても失敗しても、今後の参考になるような事業を作り上げていきたいと思います。

最後まで残ったメンバーで撮影

まとめ

今回の企画は、新潟県地域おこし協力隊に就任してから自分で探して見つけていったつながりで、ぴったりと企画に合った方々にお声がけをし実現させることができました。そしてこの場が、参加者や企画を協力していただいたみなさんにとっても次につながりそうな出会いの場になったことを嬉しく思います。

今回、企画と当日の運営に協力いただいたみなさん、技能実習生に呼びかけをしていただいたみなさん、学校や公共施設などででチラシを配布することに協力していただいたみなさん、ありがとうございました。

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