DeNA、新感覚Vtuberアプリ『IRIAM（イリアム）』米国でのサービス開始を発表（注：アスカネット関連情報です）
DeNAが『IRIAM』の米国進出を発表しました
株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村 信悟)の子会社である株式会社IRIAM(本社:東京都渋谷区、代表取締役:増田真也)が運営する、新感覚Vtuberアプリ『IRIAM』は米国現地時間11月15日からサービスを開始しました。
IRIAMって何？
知らない方もいると思うので簡単に説明すると、スマホ1台あれば手軽にキャラクターとなって生配信できる「新感覚Vtuberアプリ」です。
後述しますが現在急激にユーザーを増やしています。
とにかく誰でも簡単にVライバー（キャラクターとなってライブ配信する配信者）になれるというのが人気の秘密でしょうか。
高価な機材や高度な編集スキルが不要。（スマホ1台でOK）
扮するキャラクターの３Ｄモデルの準備が不要（イラスト1枚でOK）
特に2は簡単だけではなく技術的にも面白く、ただのイラストが自分の動きに連動して動くのを見て、詳しそうな人が「関節も入れていないのに」と驚いていたのが印象的です。
その急成長ぶりはDeNAの四半期ごとの決算説明会資料を見てもらうと分かるのですが、凄まじい勢いでダウンロード数が増えています。
ライブストリーミング事業：IRIAM
・2024年9月末のダウンロード数は391万となり、利用動向も引き続き活発
・コミュニティの健全な発展に取り組みつつ、売上増や早期の黒字化にも取り組んでいく
抜粋すると以下のようになりますが、ここ３ヶ月でも二桁増で増えています。
２０２２年 ３月末 ７７万
２０２２年 ６月末 ９３万
２０２２年 ９月末 １１４万
２０２２年１２月末 １３５万
２０２３年 ３月末 １５５万
２０２３年 ６月末 １９７万
２０２３年 ９月末 ２３１万
２０２３年１２月末 ２６５万
２０２４年 ３月末 ３０７万
２０２４年 ６月末 ３４９万
２０２４年 ９月末 ３９１万 ★NEW
ただでさえ凄まじい勢いなのに、米国向けサービス開始でどうなってしまうのでしょうか。
想像するのが怖いくらいです。
アスカネットがどう関係しているの？
ここまでアスカネットと無関係な話をしているように思われたかもしれませんが、実はアスカネットにも大きな関係があります。
もしかしたら空中ディスプレイ事業よりも先に大きな成果を出すかもしれません。
アスカネットは2023年11月17日に「株式会社BETの株式取得（子会社化）に関するお知らせ」というIRを出しています。
このBETという会社が運営するVライバー事務所「Razzプロダクション」は、IRIAMで最大手となるVライバー事務所です。
テレビの普及台数が増えると芸能事務所の利益になるように、IRIAMの普及拡大はアスカネットにも大きな利益をもたらしてくれることでしょう。
アスカネットが4億3700万円で全株式を取得して完全子会社となったBETですが、今期（2025年4月期）から通期で連結に加わります。（BETは黒字企業です）
4億円が高かったのか安かったのか答え合わせはまだ先のことですが、願わくば「あれは安すぎる買い物だったな」と大喜びしたいものです。