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ケーアンドケー、「医療向け空中ディスプレイ」をメディカル ジャパン 大阪 2025に出展


信州大とケーアンドケーが医療用空中ディスプレー開発 臓器の3D画像を手の動きで操作、執刀を支援

12月20日の信濃毎日新聞で、信州大学と開発している医療向け空中ディスプレイが紹介されたと、ケーアンドケーからお知らせが出ていました。

共同開発しているMIRAI BARからのお知らせについてはこちらもどうぞ。

記事中で「来夏の発売を目指している」とされる医療向け空中ディスプレイですが、一足先に来年3月開催のメディカル ジャパン 大阪で発表されるそうです。

メディカル ジャパン 大阪 2025 出展社検索

株式会社 ケーアンドケー(共同出展 信州大学)

PRポイント
世界初!未来のディスプレイに医療データ(エコーやMRIなど)を表示し最新機器でタッチレス操作可能!患部の画像を空中に表示させることで立体感をだし手で回したり広げたりすることで直観的な操作を実現しています。今後、立体的な操作により精度の高い解析が可能となり難易度の高い治療に貢献することが期待されます。【例:手術前の患部の画像解析や手術中の画像確認(手袋をしていても可)など】

医療関係者向けの展示会ですから、CEATECで展示される日常とは程遠い最新技術とは違い、使える道具の注目度は高そうです。

ケーアンドケーとは別にMIRAI BARも独自に出展するそうです。

MIRAI BAR 株式会社

PRポイント
弊社の「空中結像ディスプレイ」は非常に高輝度・高精細で、受付機器やPOSレジ等の入力端末としてだけでなく、店頭ディスプレイ・サイネージ用途での期待も高まっています。また、既設モニターへの対応可能な、非接触入力デバイスも開発しており、市場でも導入が始まっています。 是非一度弊社ブースにて、最新鋭の空中結像・非接触入力技術を体感ください。

「市場でも導入が始まっています」とありますが、社会実装はゆっくりでも確実に進んでいるのを感じます。
カタログでASKA3Dの名前を出してくれているのも嬉しいポイントですね!

導入は信州大学に期待

実際に発売されたとしてどれくらい売れるかが気になるところです。
今までにないシステムですから、新しい技術を取り入れる先見の明のある医師が導入を提案しても、頭の固い 実績ある従来のやり方を重視する医師からの
 「こんなもの本当に役に立つのか」
 「エビデンスを出せ」
 「何か問題が起きたら責任を取れるのか」
といった反対意見に押し切られ、導入が見送られるかもしれません。

しかし、そこは共同開発している信州大学が「直感的な操作ができるディスプレーの開発で、患部の空間認識力が向上し、質の高い医療の提供につながる」と自画自賛するほどの”役に立つ道具”なのですから、信州大学の大学病院に導入されないはずはないでしょう。

そうなると空中ディスプレイに慣れ親しんだ医師が開業する際に導入したり、OBの病院や信州大学と関係の深い病院も信州大学のお墨付きを信頼して導入を進めたりと、信州大学つながりで導入が広がっていくかもしれません。

とにかく実績が大事なんですよね。
命の現場で使用されるシステムですから、信州大学が無責任なリップサービスで誉めそやしたりするとは思えません。
本当に質の高い医療を提供できると胸を張る自信作なのだと思いますし、そんなことは実際に使えばすぐ分かることなので嘘やごまかしはないと思います。

実績さえできてしまえば、導入に反対する意見にも「信州大学で実績があり、成果を出しています」と根拠を示して反論することができます。
そうなれば「それほど良いものなら導入しようか」となるのもまた当然の流れでしょう。

まずはメディカル ジャパン 大阪で大いに注目を集めてほしいと思います。

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