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三井化学がAIキャラクターを空中表示した理由について考察します


「スマホが空中ディスプレイになる」デバイスの実証実験

noteへの引越し中で取り上げるのが遅れましたが、11月6日にAIキャラクター事業を展開するPictoriaが三井化学のスマホが空中ディスプレイになるデバイスの実証実験をナンジャタウンで実施すると発表がありました。

株式会社Pictoria(東京都港区、代表取締役CEO:明渡隼人、以下「Pictoria」)は、三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修、以下三井化学)の、スマートフォンで手軽に空中ディスプレイを実現できるデバイスの実証実験を、株式会社バンダイナムコアミューズメントが運営する屋内型テーマパーク「NAMJATOWN(ナンジャタウン)」(東京・池袋)にて実施いたします。

少し前の情報になりますが、その分考える時間もありましたので、三井化学が何をしようとしているのか大胆に予想してみました。

ASKA3Dプレートは三井化学にとっても売れてほしい自社製品

ASKA3Dプレートの製造には光学的に優れた三井化学の接着剤「ストラクトボンド®」が重要な役目を担っており、三井化学の高機能接着剤により生み出されたASKA3Dプレートは、三井化学にとっても自社の成果物と言えます。
ASKA3Dプレートが売れた分だけストラクトボンドも売れるわけですから、三井化学もASKA3Dプレートの本格量産を待ち遠しく思っているはずです。

ニワトリが先か、タマゴが先か

今まで本格量産が進まなかった理由ですが、リスクを避けたいアスカネットが量産受注が取れてから量産開始する姿勢にこだわるのも理解は出来るんですよ。
ただ、満員になるまで出発しないバスに乗る人、全席完売しないと開催されないコンサートのチケットを買ってくれる人を探すのは大変でしょう。
そのような状況ですが、それを打開する策として、

「だったらウチが最初のお客さんになれば良くない?」by 三井化学

なんて話が出ていたらどうでしょうか?(妄想です!)

AIのキャラクターとの会話(AIアシスタント)ならタッチパネルとしての操作の検出も必要ないですから、通常ならPC+ディスプレイ+赤外線センサーとなるところがスマホ1台で完結します。
樹脂製プレートが量産によるコストダウンで1枚数千円まで下がれば(それを踏まえた戦略的な価格設定が可能なら)空中ディスプレイ版ハコビジョンといった感じで、個人でも気軽に楽しめるデバイスになりそうです。

「損して得取れ」という言葉もあります。
本格量産が開始されれば今まで様子を見ていた企業が次々と採用を決めてくれる期待もありますから、三井化学が勇気ある決断をしてくれると嬉しいんですけどね。

予想が当たっているのか外れているのか、今後の情報に注目したいと思います。

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