名古屋の歯科クリニック、空中ディスプレイ搭載歯科ユニット「SEIGA(セイガ)」導入!
SEIGAが導入されています!
いつからの導入かは不明ですが、名古屋の「名駅歯科クリニック・矯正歯科」が空中ディスプレイを搭載するヨシダのフラッグシップ歯科ユニット「SEIGA(セイガ)」の導入をお知らせしています。
空中ディスプレイ搭載の効果は?
空中ディスプレイ搭載の理由は「空中タッチで楽しく治療♪」といったエンタメ的な理由ではなく、非接触操作による「感染リスク低減とスムーズな治療」を目的としています。
感染リスク低減は説明するまでもありませんが、スムーズな治療にも貢献しているんですね。
SEIGAを開発・販売する歯科医療の老舗企業「ヨシダ」の特許でその理由が説明されています。
【特許番号】 特許第7429457号
【発行日】 2024年2月8日
【発明の名称】診療システム
【特許権者】 株式会社吉田製作所
例えばモーターのギア比の変更など機器の操作を行うとき、インスツルメント(治療器具)をいちいちホルダーに戻してスイッチを押すのは作業効率が悪く、接触を伴うので患者さんへの感染リスクがあるそうです。
そこで、手に持った器具の先端でチョイチョイと空中ボタンを押して操作ができれば、衛生的で時間短縮になり、現在の問題を解決できるそうです。
あくまでも特許の内容で、SEIGAにどれくらいの特許技術が盛り込まれているかは分かりませんでしたが、実際に導入しているクリニックがスムーズな治療をアピールしていることから、特許で説明されている効果は得られているようです。
スムーズな治療は治療中の患者さんだけでなく、歯科医師のストレス軽減や疲労軽減にも効果があり、早く順番が回ることで待合室で痛みを我慢する患者さんの苦痛を減らせます。
一日に治療できる患者さんの数が増えればクリニックの売上が増えるなど、空中ディスプレイ導入による波及効果は大きいのではないでしょうか。
どれくらい普及しているの?
以下の部分に注目です。
この様子から全国の歯科医院で何百台も稼動している感じではなく、導入はごく一部の歯科医院のみに限られるようです。
業界トップクラスのシェアを誇るヨシダの新フラッグシップはそれほどまでに売れていないのでしょうか?
もしそうなら「限られた歯科医院のみが導入」の意味が分かりません。
必要ない、コストに見合わないといった理由で売れていないのであれば、お金に余裕がある歯科医院であっても導入する理由がありませんから。
カタログにも掲載され、SEIGA製品サイトまで準備していざ売り出してみると予想に反して地区で1台くらいしか売れなかった、というのはちょっと考えられません。
いくら売れないにしても数十台は売れるでしょう。
そんな誰からも必要とされていない製品が、グッドデザイン賞を受賞したり、未来に残すべき優れた製品に選定されたりするはずがありません。
となると、地区ごとに歯科医院を選抜して導入しているということかもしれません。
SEIGAの大量生産、本格導入は、ASKA3Dプレートの本格量産を待っている可能性も考えられます。(ASKA3Dプレートが採用されている前提での話です。)
本格販売を待っている(予約している?)歯科医院が全国に沢山あると考えたほうが自然です。
○○地区で初導入といった状況はセブン-イレブンのデジPOSと似たような状況ですから、SEIGAの本格導入とデジPOSの本格導入は同じタイミングで行われるような気がします。