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たまには株価の話でも少し


株価めっちゃ下がってる!どうしよう…

なんて心配になっている人もいるかもしれないので、株価はまだまだ割高なのか、どうしたら株価は上がるのか、株価が気にならなくなる心構え、などについて少し話をしたいと思います。

株価はまだまだ割高か?

自称プロとか言う人に限ってPERを持ち出して割高というんですよね。
確かに今日の終値でPERは21.5倍と割安には見えず、まだまだ下がりそうにも思えます。
私は純利益しか見ないPER(株価が純利益の何年分で評価されているか)はあまり好きではありません。
PERには借金の有無や保有現金の有無が反映されていませんし、純利益は特別利益や特別損失で簡単に”お化粧”できてしまいますから。
だから私はより上流の営業利益を見るようにしていますね。”すっぴん”に近い数字に注目というわけです。

EV/EBITDA倍率という企業買収の判断に使用される指数があります。

EV = 企業価値(買収額)
EDITDA = 1年に稼ぐ本来の力(営業利益+減価償却費)

簡単に言うと買収に使ったお金が何年の稼ぎで回収できるかを見る指数で、8倍(8年で回収)で妥当、8倍以下は割安とされています。(12倍まで妥当との意見もあります)

減価償却費は「損をした扱いで、利益から除外して非課税で手元に残せるお金」です。もし減価償却費のせいで利益がゼロになったとしても、減価償却費の分だけ会社の現金は増えていることになります。

営業利益は粗利益から減価償却費などを差し引いて残った利益ですから、営業利益と減価償却費を足した金額、EBITDAが企業が本来稼ぐ力で、アスカネットの場合9億円にもなります。

企業を買収した後、金庫の現金は即時回収できるので、企業価値(回収目標額)から差し引いて計算します。
逆に借金(有利子負債)がある会社は、買収後に肩代わりして返済する必要があるので、借金分を企業価値に上乗せします。

アスカネットは無借金で現金が14億円もありますから、現在の時価総額75億円から14億円を差し引いた61億円が買収に必要な金額ということになります。
さて、61億円のEVは、9億円のEBITDAで8年以内に回収できるのでしょうか。実際に計算してみます。

61億円 ÷ 9億円 = 6.8倍(7年以内に回収!)となり、アスカネットの現在の株価は割安と判断されました。

もし赤字の空中ディスプレイ事業がなければ(既存事業だけなら)EBITDAは12億円にもなりますから、EV/EBITDA=5倍とかなり割安な水準です。
逆算すれば、既存事業だけなら妥当な(8倍)EVは96億円となり、現金14億円を足した110億円(株価630円)が既存事業だけのアスカネットの妥当な評価となります。

細かいところで数字が違っていたらすみません。
まあ、こんな計算しなくても情報サイトを見た方が早いですね。
バフェットコードではEV/EBITDA=6.0倍(12月18日時点)と記載されています。

どうすれば株価は上がるのか

空中ディスプレイ事業は撤退したら暴落するようなプレミアムな評価をされているわけではなく、逆に株価をディスカウントさせているお荷物として市場から評価されていることになります。
つまり、マイナスにしかなっていない空中ディスプレイ事業を撤退(売却)すれば、すぐにでも株価は上がる(妥当に評価される)でしょう。
実際、空中ディスプレイ事業がなくなれば利益が大幅に増えますから。

これは私の希望でもありますが、株価の本格上昇には自社株買いや、見栄えの良い利益を演出するための優良資産の売却や、設備投資や研究開発費の削減などの小手先の手段ではなく、ASKA3Dプレートの本格量産開始、空中ディスプレイ事業の黒字化しかないと思っています。

結論ですが、空中ディスプレイ事業を諦めても、諦めずに成功させても株価は暴騰し、このままチャレンジ継続中の間が一番株価が上がらない時期と見ています。
利益数億円の会社の技術に世界的な大企業が注目し、自社の製品に空中ディスプレイを搭載しようとしています。
本格量産ともなればアスカネットの利益も桁違いに増えるでしょう。
そうなると「妥当な株価」も文字通り桁違いになりますから、株価の本格上昇は空中ディスプレイ事業の成功まで楽しみに取っておきたいと思います。

株価が気にならなくなる心構え

散々企業価値の話をした後で何ですが、会社が株価を決めているわけではなく、オークションで決まるものなので気にしても仕方ないんですよね。
人気のロレックスを転売目的で買って、予想が外れて取引相場が値下がりしたなら腹が立つのも分かりますが、CM増やせ人気上げろとロレックスに文句を言うのは変だと思います。
憧れのロレックスが好きで身に着けている一生の宝物なら、日々の取引相場なんて気にもならないでしょう。

私はビジネスを買ってオーナーになったつもりでアスカネットに投資しています。
株価が下がって面白いはずもありませんが、オーナー目線で気になるのは株価より「うちの会社」の情報です。
ASKA3Dプレートを活用して今までにない新しい価値を生み出そうとしている企業の情報が毎日のように見つかりますし、そんなの同じ夢を共有する仲間に早く知らせたいと思うじゃないですか!
noteやXはダイレクトに反応が見えるのですが、これはヤフー掲示板では知り得なかったことです。
こんなに注目していただけるとは思いも寄りませんでしたし、本当にありがたく、励みになります。

少しといって始めて全然少しではありませんでしたが、最後に最近お仲間になった株価下落が気になる現物長期のホルダーに向けて、メッセージを贈りたいと思います。

★アスカネットの将来性に魅力を感じて株主になった方へ

 ~ 目先の株価が気にならなくなる方法 ~

 ・株価ではなくビジネスを買ってオーナーになったのだと自覚する。

 ・投資額はビジネスへの初期投資として考える。

 ・投資額は将来何十倍にもなる配当で回収すると決めて資産株にする。

 ・急騰急落は日銭稼ぎのワーカーにおこぼれをやったと余裕を持つ。

 ・アスカネットの技術、ビジネスがどれほど強いかを知る。

 ・毎日のように「うちの会社」が世界を驚かせていることを楽しむ。

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