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試験を考える②:英語のライティング
英語は4技能で測るのが普通になってきたが、ペーパーの定期試験ではもちろんスピーキングは測れない。(「いやいや、ペーパーでもスピーキング力を測れる」という意見は聞きません。)
ライティングもどうなのか。単文ではなく、比較的長い文となるような問について教師が書かせたい内容を書かせること果たして良いのだろうか。
たとえばReproduction。これは教科書本文の音読をたくさん行い、キーワードやイラストを元に再生していく活動になる。
これで測れるものは何かと考えると、ちゃんと授業内で課されたタスクをこなしてきたか、というものなのかなと感じている。(「授業」という形式で行われ、言われた通りにやることを良しとするのであれば必要なことなのかもしれないけど)
ライティングのゴールは何か。
私は「考えを論理的に述べることができるようになること」がそれになると思っている。
では、何が必要なのか。
母国語での論理的思考、表現力に尽きる。
考え方は、2段構えで、
<1>土台は母国語による思考力
<2>上段に扱う言語の表現力
になり、頭で深く考えたものを母国語で伝えられるが、外国語になると伝えられないのは思考力の問題ではなく、言語の表現力によるところになる。
よく何のために言語を学ぶのか、という疑問が投げかけられるが、上だけ学んでも表現するものがなければ稚拙な文になることは目に見えているわけで。
ということで、ライティングは何をすればよいのかを考えると、「あれ、英語の問題じゃない」となるわけです。そうすると週5,6時間6年間やっても英語ができないのは根本に解決すべき課題があるわけです。
ということで、次回は何をどうすればよいのか、私の意見を述べていきたいと思います。