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ペットに最悪な日本の人工芝ドックラン。

最近はペットブームもあってか、ペットと泊まれるホテルやドックランも増えてきた。
そうしたペットと一緒に過ごせる空間が増えることはありがたいこと。我が家にも犬2匹いることから、旅行はいつも大変だ。
車での長旅はペットには酷だ。連休中や盆正月の移動は尚更大変。
高速道路のサービスエリアにドックラン併設のところもちらほら。殆どが天然芝でありがたい。

一見は綺麗に見える人工芝ドックラン。最近は特に見た目だけ美しいドックランが増えてきたが、愛犬家が現実を知れば、卒倒してしまうであろうドックランが殆ど。
私は自分の犬は絶対に利用しない。
ノミやダニに、雑菌の巣に入れるなどとても出来ない。
施設管理者からすれば綺麗に作りたい一心なのだろうが、その想いがアダになる。
人工芝ドックを作ることは良いが、日本の人工芝施工業者に知識が無く、通常の人工芝をペットに使ってしまう。そこに落とし穴がある。

ペットには特殊な人工芝が必要で、施工システムも特徴に造らなけばならない。
高速洗浄システムは当たり前で、それに対応した人工芝K9を使う必要が有る。

『日本のドックランはほぼ中国産の模造芝』で造られている。

犬は人間の様に皮膚呼吸が出来ない。足の裏の肉球から僅かな汗をかき、口呼吸で体温調節する。
肉球からは僅かな皮脂も出ることは知られているが、そうした皮脂は人工芝に蓄積される。
皮脂に排尿がこびりつけば臭いが発生するだけでは無い。そこにノミやダニが寄生する他、排水機能の僅かな模造芝の基布には雑菌が溜まる。

多頭数が利用するドックランは、衛生面に気を配る必要がある。定期的に高速洗浄し除菌し衛生面を保つ必要が有るにもかかわらず、どのドックランも実施されていない。

ペット用人工芝は特殊な作りで出来ている。
全面排水機能の人工芝で、糸の抜け無い構造で造られている。高速排水機能で通気性がある人工芝は、ノミやダニの滞留を防ぎ、更に防臭性が高い。
特殊な洗浄剤を使用することで、犬の皮脂も洗い流せることから、衛生面が保たれる。

中国産模造芝が危険なのは、抜けた糸の誤飲だ。
発癌性の高い糸は危険だ。
犬の習性として穴を掘るクセがある。
爪で掻いた模造芝は簡単に千切れる。草を食べる習性も有る犬は間違えて誤飲することもある。

人工芝は夏場は70℃近くまで高温になる。そうした人工芝の温度を抑制するのが充填材だが、殆どのドックランは使用していない。
犬にとって肉球は大変重要なもので、温度70℃の人工芝で遊ばせることは危険を超える。

天然芝には自然の浄化作用が有るが、多頭数が利用するドックランには向かない。
そうしたことから安易に人工芝を考えるのだろうが、日本の人工芝ドックランはほぼ100%に近く、ペット専用の人工芝が使われていない。

プールも一見嬉しいが、感染症対策もされていない施設が殆どだから安易には使えない。

青色の中国産模造芝を採用したドックランを見た時には目を疑ってしまった。
お金儲けも良いが、ペットオーナーにとって、ペットがどれだけ大切か考え無い施設は、利用を控えたい。
ペットの健康は飼い主しか守れない。

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