β-344 ふかいり

さて、また一週間が始まってしまった。

あっという間に一日が終わってしまった。

内容としては充分、いや、それ以上のことをやっているつもりなんだけど、体感としては一瞬だったように思える。

物事の馴れなのか、駆け抜けるようにこなしたからなのか、それはなんともわからない要素が多い。

でも、明らかに昔と比べると体感時間が短くなっているような気がする。

生来、周囲でよく言われていた｢歳をとると、時は短く感じる｣ということを身をもって知り始めている。

なんでなんだろう、安定し始めたからなのか、周囲の誘惑や刺激に特になんとも思わなくなってしまったからなのか、抗うように単調な日々にしないように心掛けてはいるけれど、過ぎ去りし日々を振り返ると似たり寄ったりの結果しか残らないありさまで。

もちろん、先の見えない展開であったり、悲劇性の高い事象に遭遇したりした場合は、再び地獄のように長い日々を送ることになるのかもしれない、極力そうしたことは避けたいが、うまく避けられるかはわからないし、そんなのは深く考えなくていい。

今年もまた、転換期。

なにを転換するかは、深入りせずに。

でも、整理して新たな展開を迎える準備はしないといけない。

その準備の前後でいざこざあるかもしれないけれど、あんまり逃げてはいけないし、臆してはいけない。

今年の終わりには、どんな姿になっているのか。

なにも変わっていないといいけど、なんか苦労しそう。

深くは考えない、でも時折余力があるときはしっかり考えて。

そのループで、今後を歩んでいきたい。