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β-125 としまえん
おととい、としまえんへと足を運んだ。
もともとはそんなつもりじゃなかった。
でも、元練馬区民としては、どうしても最後に近くに向かいたかった、そんな気持ちが強かった。
べつに、回転木馬で遊んだわけでも、プールで泳いだわけでも、スケートをしたこともないけれど、園内を歩くだけで、異次元領域に没入できる、そんな場所が徒歩圏内にあることこそが、ちょっぴり贅沢で、来てよかったという感想にさせてくれる風情でもあった。
ディズニーやユニバ(USJ)に代表されるようなテーマパーク要素は、そこまで強くないけれど、それでも94年もの間、しっかりとそれぞれの世代のひとびとを楽しませてくれたことだろう。
友達と、恋人と、それぞれ訪れて、それぞれのドラマを紡ぎ上げていった場所なんだろうなあと思いつつ。
私の場合は、そんなことはなかった、、やれやれ。
それはさておき、練馬区在住の頃には徒歩10分以内だったので、恒例のお散歩コースでもあった。
庭の湯やトイザらス、そしてとしまえんの入口、頻繁に行っていたので、あんまり変化は無かったけれど、それを確認しながら、映画を鑑賞したり、なぜか練馬駅周辺にないスタバで飲みながら、雰囲気を眺めたり、そんなことしてたなあ。。
懐かしい、けれどもう体験できないんだね。
今回行ったときは春日町方面から伺った。
トイザらスの辺りからだんだん人口密度が激しかった。
マスクは付けてたひとがほとんどだったけど。
交通量の多さを尻目に、園内の入口へと向かった。
今回は、事前予約制(そりゃそうよね)だったので、予約をしていなかった者としては、外から眺めて終えただけ。
でも豊島園駅前の広場には待機している方々が数多く。
なにを待ってるんだろう?
20時を過ぎると、答えはすぐにわかった。
今年、なかなか見られなかった打ち上げ花火が、瞬く間だったけど、練馬の夜空を彩った。
見物客はかなり多かった、閉園日でもないのに。
きっと、きょうはえげつない多さになってたんだろうなと。。
世情の観点からすると、まずいっちゃまずいんだけどね。。。
でも感染よりもラストをともにという方が集まってるんだろうな…という気持ちもそれなりにわかる私もいる。
マスク、口に入れるものがとくになければ、ちゃんと付けといたほうがいいよ、なんて完全に閉園してからじゃ、もう後の祭りか、そうだよね。
近所のファミマも西武線の駅も、ニュアンスは異なれど、だいたいが「ありがとう、としまえん」というような内容で埋め尽くされていた。
ごめん、撮るの忘れちゃった。
ちょっと多過ぎるんよ、落ち着いてシャッター切れなかったんだよぉ(いいわけ)
ややぐたぐだになりながら、ライトアップされた様子をしっかりと眺めて、撤収。
跡地はハリポタのテーマパークになりそうで、それはそれでということもあれば、やっぱり惜しいな…という点もあり。
ムーミンといい、ハリポタといい、西武線沿線は少しでも惹きつけさせるために、開発してるようだけど。。
でも、決まったものは仕方がない。
でも、成人式であったり、ねりま祭りのメイン会場だったりとかは今後どうするんだろうね。
今年度はあったとしても縮小開催だろうし、練馬文化センターやココネリ辺りに移設するのかな、暫定的には。
恒常的にはならないかもしれないけれど。
ともあれ、久しぶりに訪れて、とっても懐かしく思った。
もっと、思い入れがあるひとは素晴らしい思い出もあれば、負の要素を纏った思い出も持ち合わせているひともいるんだろうなあと考えてもしまっているあした・の・β<ベータ>でした。
8月最後の寄稿は、としまえんで締めてみました。
94年間、地域を支えていただき、"おつかれさま"と"ありがとう"をささやかながらお送りいたします✳
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