2023年 毎日王冠 回顧

 3歳馬エルトンバローズが見事に強豪を破り、毎日王冠を制しました。

 なんといってもこのレースはソングラインとシュネルマイスターの走りに注目がいきました。

 この2頭の東京コースでの実績は現役屈指です。

 というより、この2頭は東京専用と言ってもよく、確実に伸びてくる末脚を持っています。

 その2頭を破ったエルトンバローズはどんでもない馬なのではないかと密かに思っております。

 昨年を除き3歳馬は3連勝中で、2019年ダノンキングリー、2020年サリオス、2021年シュネルマイスターとどれも強豪ばかりです。

 レースを振り返ると、エルトンバローズは非常に器用な競馬をします。

 スタートが決まり、最高のポジションを取り、ロスなくインを回り、早めに抜出してあとは粘る、強豪2頭に勝つにはこのレースしかないという内容でした。

 エルトンバローズは東京専用ではなくどこでも通用できるタイプです。

 これで阪神、京都、福島、東京コースで4連勝となかなか珍しいタイプではないでしょうか。
 
 オーナーはあのロジャーバローズ以来のG1奪取に燃えているでしょう。

 問題なければ天皇賞・秋でしょう。

 相手は更に行列になりますが、今回と同じ競馬が出きれば上位に食い込めるでしょう。

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