2023年 愛知杯 回顧
川田将雅の見事にデザインされた進路、位置取りにより、アートハウスは見事に重賞2勝目となりました。
勝ちタイムは道悪、スローペースが要因となり2:03.1になりました。
勝ち馬の上がり3ハロンが33秒台という事は全体的に馬場が悪い訳ではなく、所によっては悪いという事を物語っているのではないでしょうか。
最後の直線をみるとほとんどの馬が真ん中より外を通っている事で分かりますが、今日の中京は内側が傷んでいました。
抜群のスタートを切ったアートハウスですが、若干外によれています。
そこからは川田の一貫した意志が伝わる競馬でした。
抜群のスタートを切ったが、絶対にラチ沿いは走らないという意志を感じました。
ラップタイムは
13.0-13.0-11.5-13.4-13.2-12.8-12.6-12.3-11.4-11.2-11.7
3ハロン目が一瞬11秒台となりましたが、アブレイズ以外は鼻を主張する馬がおらず、すんなりと隊列が決まり、終始スローペースになりました。
勝ち馬は終始外目の4番手をガッチリとキープし、そのまま4コーナーを回るも外から被せて来る馬もおらず、最後の直線を迎えました。
ここから外に馬がいない事を確認した川田は一気にコースの真ん中に進路を切り替えます。
ここからは力の違いを見せつけてゴールイン。
元々、オークスで2番人気を付けたアートハウス。
すべてが噛み合えば、G3ではこれくらいの競馬は余裕の馬でしょう。
スクリーンヒーロー産駒なら本格化は今年のはず。
春は大阪杯あたりで期待しましょう。