2023年 共同通信杯 回顧
ここでの成績がクラシックに直結する重要レース共同通信杯を制したのはファントムシーフでした。
まずファントムシーフの馬主ターフ・スポートというクラブを調べてみると、あのバローネターフの馬主ではないですか。
1970年代の中山大障害を5勝もしている昭和の名ジャンパーです。
実際には見たことありませんが、名前は存じておりました。
その老舗クラブが令和のクラシック獲得への挑戦権を得ました。
レースは2着馬タッチウッドが大きく出遅れる波乱の幕開けでした。
ファントムシーフは絶好のスタートを切り、すんなり前に付けることが出来ました。
これは競馬センスが素晴らしく、これが出来るならばこの先も安定した競馬が出来るでしょう。
ラップタイムは
12.9-11.1-11.3-12.4-12.8-12.4-11.3-11.3-11.5
4〜6ハロンが急激にペース落ちましたが、タイムは1.47.0なかなかのタイムです。
出遅れたタッチウッドが巻き返して先頭に立ち、そのままゴール直前まで粘っておりましたが、余力のあったファントムシーフが最後に交したレースになりました。
気になるのはやはりタッチウッド、粗いレースになりましたが能力を感じずにはいられませんでした。
馬主の吉田和美はノーザン総帥の妻、そしてタッチウッドは北海道セレクションセールでの落札馬です。
やはりノーザン、抜け目ないですね。