2023年 エルムS 回顧

 セキフウが後方から見事に差し切り、武兄弟ペアでは重賞2勝目を挙げました。
 
 まず、いつもセキフウで思うのは高松宮記念優勝馬ビッグアーサーの半弟だと言う事です。

 ビッグモーターの話題がピークを迎えつつあるので、サイン馬券だったのかもしれませんね。

 芝とダートの一流馬を出す母馬は牧場にとっては本当に神様みたいな存在でしょう。

 生産牧場のバンブー牧場はオールドファンにとって見過ごせません。

 80年代〜90年代にかけてバンブーの名の付いた馬は活躍しました。

 特にバンブーメモリーは武邦彦&武豊親子でG1スプリンターズSを勝利し、その縁は今回のセキフウの武幸四郎&武豊兄弟の勝利まで繋がります。

 さて、レースはこれぞ武豊の追い込みというレースです。

 スタートは出負けし、そこからは後方で息を殺してレースは進みます。

 先行勢はややごちゃつき、消耗しながらレースは進みます。

 3コーナーあたりでセキフウは外に進路を取り、武豊は激しく手を動かします。

 小回り平坦札幌ではいかにコーナーで勢いをつけるかが勝負の分かれ目です。

 直線を向いても、先頭とはやや距離がありましたが見事に差し切りました。

 札幌1700mは意外に体力の必要なコースです、これからはダート長距離に目を向けると更に活躍するかもしれませんね。

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