2024年 東京新聞杯 回顧
最内1番枠の人気薄サクラトゥジュールが見事に混戦を制しました。
東京新聞杯の裏の顔としてはヴィトリアマイルを目指す牝馬にとってはちょうどよい時期に行われるので、今年はマスクトディーヴァが1番人気で注目されていました。
間違いなくこのレースではマスクトディーヴァの能力は抜けていましたが、まだG1を勝てない鞍上の岩田望来ぐらいしか不安点はありませんでした。
その不安はスタートで現実のものとなり、大きく出遅れました。
しかし、スタートは騎手の腕もありますが仕方がない部分もありますので、そこからのリカバリーが最悪でした。
末脚光る馬に関わらずスピードに乗せて順位を上げて制御不能になりました。
案の定直線では伸びきれず馬券圏内にも入りませんでした。
本番のヴィトリアマイルに向けてなんの成果も得られず本番では乗り替わりでしょう。
一流騎手なら腹をくくり、直線勝負に賭けるのが定石でしょう。
一方、キング騎手は人気薄にも関わらず見事な勝ちっぷりでした。
最内枠を生かしてしっかりと折り合い直線では馬群を割ってきました。
キング騎手は女性なのに短期免許だから減量特典はありません。
もし、JRAの騎手になればおそらく減量特典が付与されるので最強騎手になる可能性が高いですよね。
これでキング騎手は重賞2勝目で日本競馬にフィットしたと認識されたでしょう。
今度は是非G1開催の時期に来日してほしいです。