2023年 桜花賞 回顧
歴史的名馬に回顧必要なしです。
前残りの馬場で1頭だけ後方から追い込んで勝つという、セオリー無視の勝ち方は歴史的名馬にしか出来ません。
もちろん、その強さに感動しました。
しかし、今回の桜花賞で1番驚いたのは川田将雅こヘルメットに取り付けられたジョッキーカメラの映像ではないでしょうか?
You TubeのJRA公式チャンネルで公開されており翌日には100万回再生回数されております。
私が今まで考えていたより、レースとは厳しいものだなと思いました。
以前より海外などのレースでジョッキーカメラを見た事ありますが、やはり日本のG1、それも勝ち馬の映像となると見る側の真剣度が違います。
驚いた点は5点あります。
①スタートのタイミング。
いつゲート開くのか動画からはそのタイミングは分かりませんでした。
テレビではなんとなくスタートのタイミングは分かるものですが、動画を見る限りでは分かりません。
②芝コースなのに色々な破片が無数に飛んでくる。
ダートのキックバックが凄いというのは素人でも容易に想像出来ますが、芝でもあれほど飛んでくるとは想像すらしておりませんでした。
鉄を履いた500kgの重機が時速60kmで動いているので、芝を掘ってる様なものなのであれくらいキックバックが凄いのでしょう。
③コース取り
今まで、あの騎手のコース取り、ポジションが悪いなどと色々文句を言う人がいましたが、バイクと違い、基本言う事の聞かない生き物に乗り、理想のポジショニングを取るのは至難の技だと感じました。
他馬の圧迫感がある中、あの映像を見る限り流れに身を任せるしかないのかなと思いました。
④恐怖心
1番強く感じた事は、これ落ちたら終わりじゃんと思いました。
馬に踏まれなくとも、骨折が軽症だと思えるくらい恐ろしいです。
アドレナリンで恐怖心を消し、馬とのコミュニケーションに全身全霊をかける訳だから観客の声援など聞こえないのでしょう。
⑤レース後のやりとり。
テレビ映像ではレース直後何かを他の騎手と話しているのは確認取れますが、今回の映像でその会話がはっきりと聞こえたのは嬉しかったです。
2着の騎手と素直に称え合ってる会話はホっとしました。
そして何より川田将雅の「解放されるねぇ」という言葉がすべてだと思います。
あそこまで強い馬に乗ると、嬉しいよりも安堵感が多いのでしょう。
一流ジョッキーならでは心境ですね。
是非、今後もジョッキーカメラは見てみたいです。
特にダービー見たいですね。