LINE公式アカウントを中途採用で活用する方法
今じゃなくてもう少し後のタイミングで入社してほしい(入社したい)という採用候補者とどうコミュニケーションをとっていくか、悩んだことはありませんか?
とくに、弊社のような広告運用業界ですと、「運用経験者が採用市場に少ない!」「いい人だったのに併願先に取られてしまった‥」という悩みは尽きません。
とはいえ、候補者には焦らずにお互いに条件がぴったり合うときに入社してほしいという思いから、キーワードマーケティングでは、1年を通して中途採用をおこなっています。
実際に、「(弊社が)求めているスキルが不足している」「(候補者が)求めている環境がない」ことにより不採用、辞退となるケースがあります。しかし、一度接点を持った候補者とタイミングが合わないがためにそれっきり連絡を取らなくなってしまうのはもったいないですよね。
これを防ぐために、将来の適切なタイミングで採用したい候補者を中長期で管理する、いわゆる「タレントプール」という考え方がありますが、キーワードマーケティングではタレントプールをLINE公式アカウント上に作っています。
タレントプール専用のツールもありますが、このnoteでは、キーワードマーケティングが中途採用候補者とのコミュニケーションのためにLINE公式アカウントを導入した背景と活用方法をご紹介します。
ちなみに、キーワードマーケティングの中途採用フローは以下のようになっています。応募してすぐに選考が進むわけではなく、業務やカルチャーの認識錯誤によって、入社後の互いのミスマッチを防ぐカジュアル面談を設けています。カジュアル面談は、採用決定権を持たないメンバー(わたしが担当させていただくことが多いです!)が担当しており、候補者とフラットな立場で働く環境についてお話しています。
キーワードマーケティングがLINE公式アカウントを始めるまで
現在のキーワードマーケティングでは、毎月10~20名ほどの候補者の方とカジュアル面談を実施しています。毎月10名としても、年間120名とかなり多くの候補者と出会っている計算になります。
少し前まで、弊社はスプレッドシートで候補者の進捗管理をしていました。候補者が月に5~6名ほどの時期は全く問題なく候補者情報の管理ができていました。例えば「面談後、しばらくたっても書類選考の応募が来ない」という場合は、スプレッドシートでメールアドレスを抽出して、進捗伺いメールや採用イベントのお知らせを連絡する、というような形で。
しかし、候補者が月に10名を超えてきた頃から、誰にどの連絡をすべきか混乱が発生するようになってきました。
このタイミングで、採用管理ツール「HERP」とLINE公式アカウントを導入しました。
導入ツールとその目的
・HERP:候補者情報の管理、タレントプール
・LINE公式アカウント:コミュニケーション、タレントプール
まず、HERPの導入により「進捗管理」という最大の問題は解決され、部署間での候補者の情報共有もスムーズにできています。
HERPにもタレントプール機能がありますが、現在は、まだタレントプールについて弊社内で試行錯誤中ということもあり、HERPとLINE公式アカウントの両方で形成してます。
タレントプールの使い分け
・HERP:選考終了者の記録
・LINE公式アカウント:応募前~選考終了者との"コミュニケーション"
LINE公式アカウントをタレントプールとして活用する方法
キーワードマーケティングのLINE公式アカウントの主な活用方法は以下の3つです。
①イベント集客
②採用ブログの情報配信
③カジュアル面談の日程調整
①イベント集客
オンラインで実施している採用イベントの参加URLを、LINE公式アカウントで取得できるようにしています。ほとんどのイベントが「運用者同士の交流」を目的としているので、「転職意欲はほぼないけど運用者と繋がりたい」という運用者にもLINE公式アカウントの友だちに登録してもらうことができます。
(ちなみに、「運用者と繋がりたい」というニーズには、「社内に情報共有する仕組みが整っていない」「働く環境が運用の悩みを相談できる雰囲気じゃない」という不満も含まれるので、今すぐはなくても将来転職を考える可能性の高い方たちを友だち獲得できると考えています)
②採用ブログの情報配信
「①のイベントで友だち登録したけれど転職意欲はほとんどない」、あるいは、「一度面談で話した結果、もうちょっと検討するため時間を置いている」という方との継続的なコミュニケーションとして採用ブログ(採用イベント)情報を定期的に配信しています。社員インタビューや社内の取り組みを定期配信することでキーワードマーケティングへの理解や共感を高めることが期待されます。(リードナーチャリングに近いかもしれません)
③カジュアル面談の日程調整
カジュアル面談の予約は、日程調整ツールYouCanBook.meを使用しています。Googleカレンダーと連携すると面談担当の空き時間が表示されるので、そこから候補者が都合いい時間を予約できるとても便利なツールです。
どうしてもここに表示する時間以外で面談を実施してほしいという方とは、LINE公式アカウントにメッセージを送ってもらい個別で調整することもあります。
まとめ
キーワードマーケティングが中途採用をおこなっている「広告運用職」はとても狭い市場で、どの企業の採用担当者さんも苦労されているんではないかなと思います‥(笑)
LINE公式アカウントの中途採用への活用はまだまだ試行錯誤中ですが、登録してくださっている友だちのみなさまとよりよいコミュニケーションをとっていけるよう精進します!!
ちなみに、LINE公式アカウントの細かい初期設定の方法はこちらの記事で説明していますので、これからLINE公式アカウントを始める方はご参考ください^^