10年債の表面利率0.4%に引き下げ

財務省は4日、同日入札する10年物国債の表面利率を0.4%に引き下げると発表した。6月入札までは0.5%だった。流通市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが0.4%程度で推移しており、実勢に近づけた。日銀が許容する長期金利の変動幅を引き上げた2022年12月(0.2%)以来の低水準で、利率引き下げは16年3月以来となる。

財務省は原則として年4回、10年物国債の銘柄を更新している。表面利率と市場実勢利回りが離れすぎると入札で発行する国債の価格が高くなりすぎたり安くなりすぎたりするため、銘柄更新の際に市場実勢に近い水準に設定する。

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