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1960年代。なんて素敵な時代だったんだろう。

1960年代後半。6本弦の楽器は若者をトリコにした

ロックバンドに憧れた若者はビートルズだったかもしれない、ローリングストーンズだったかもしれない。グループ・サウンズという言葉が生まれて、日本では、エレキ・ギターを弾くバンドがいっぱい結成された。

一方、ほぼ同時期、フォークブームとかいう言葉もあって、自作の曲を作って歌うというシロウトの「なんちゃってシンガーソングライター」が学生に広がった。
日本人が大きく影響をうけたのは ピーター,ポール アンド マリー。私たちは単に「ピーピーエム」とよんでいた。

ピーター,ポール アンド マリー

ピーター,ポール アンド マリー(PP&M)
ピーター,ポール アンド マリー(PP&M)

日本では「本物のミュージシャン」が 彼らピーピーエムに憧れた。なにせ、アコースティックギターのテクニックやソロでの歌も、3人のコーラスも衝撃的に楽しく、美しかったんだもの。
そして「PP&Mに憧れて育ったミュージシャン」が増え、その人たちに憧れたのが「アマチュアのなんちゃってミュージシャン」という … 二段階憧れの構造になっていたのではなかったか。

ザ ・フォーク・クルセダース

帰って来たヨッパライ」には びっくりさせられた。私は中学生。500円のゲルマニウム・ラジオから流れる この曲をピンク色をしたイヤホンで聴いた。ラジオでこの曲が流れてくるのをずっと持っていた。

フォーク・クルセダースも PP&M に大きく影響をうけていたはず。

ザ ・フォーク・クルセダース(The Folk Crusaders)加藤和彦、北山修、はしだのりひこ
ザ ・フォーク・クルセダース(The Folk Crusaders)

私が高校生の時、アマチュア・バンドとして「MBSヤングタウン」というラジオ番組に出演したんだけど、北山修氏がゲストとして来ていて、淡路島出身だということを話していた。大好きなフォークルの北山氏が 私と同じ淡路島生まれである ということで、勝手に親近感を持ったりしたりして…

カエルの恋

さて『カエルの恋』という歌。
この歌は、PP&Mが1967年に発表した『I'm in Love With A Big Blue Frog』で、「私の恋人は眼鏡をかけたアオガエル…愛し合っているのよ…」みたいな内容。

フォーク・クルセダースは早速カバーした。1968年らしい。
歌詞は「ちっちゃなアマガエルがオタマジャクシに恋をする..」という具合になっており、原曲とは詩の中の出演者がちょっとちがう。作詞家としての北山修の独自の短編物語として書かれている。

そして 2024年版 カエルの恋

私は70歳。音楽好きは続いており、ふと『カエルの恋』をアレンジしてみようと思ったわけ。ふと、である。

このアレンジと録音は、私の倉庫の様な部屋で古いパソコンと無料の音楽ソフトで作っております。ひとりコツコツと定年後の暇つぶし。
メロディも歌詞もフォーク・クルセダースの楽曲を使わせていただいています。


IROM BOOK
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