岡林信康の『君に捧げるラブソング』
ジャンルってなんだろうね
音楽・歌のジャンルって何だろうね。
そんなに明確に区分することなんかできないんだろうけど、商売上、紹介するにあたってジャンル分けしたほうがいいのかもしれない。時代によって紹介表現も変わってくるんだろうな。
『フォークソング』というのがある。私は大好きである。歌を商品として販売するための『商業フォークソング』ではなく、「民衆の歌うたい」が歌う歌としての表現。
昔々から日本には短歌というのがあって、自分の気持ちを言葉で表現する。この場合、歌を詠むという言い回しになる。
私が好きだといっているのは、このフォークソングだ。ギターなんかを弾きながら歌うんだけど「歌を詠む」に通ずる。
民衆の歌うたいとしてのフォークソング
岡林信康の歌は いわゆる『流行歌・はやり歌』ではない。短歌を発展させて楽曲として詠んでいる。フォークソングである。
なので、今回録音した彼の曲。
本来は、岡林信康以外の人が歌うべきものではないのかもしれない。短歌を作者以外の者が発表することがないのと同じようにね。
ましてや、私のような男…信念がありそうでなさそうで、日々ダラダラと暮らしている爺さん(岡林さんよりは歳下だけど)が編曲しなおして発表するなんてもってのほか … かもしれない。
それでもね、やっぱりいい唄。岡林信康以外の人が歌うべきものではないなどという思いは確かにあるんだけれども『君に捧げるラブソング』はレコードとして販売しているので一般商業音楽の要素もあるからね、ということを自分に妥協させて、カバー録音したのが下記。
君に捧げるラブソング IROMBOOKがカバー
作詞・作曲:岡林信康(おかばやしのぶやす)
アレンジ:IROMBOOK 森晃久(もりてるひさ)