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プロの仕事は、簡単にみられてナンボなのかも・・・

高齢者施設へ訪問をして、フットケアサービスを提供しています。

湘南あしケア訪問サービス 中西です。

読者登録の「みつばちまあや」さんの記事を読んで、あるある!と激しく頷いてしまいました。

プロのお掃除、片付けの専門家ですが、フットケアにも同じようなことがあるのです。

ニッパー型爪切りを購入したら、厚い爪が切れると思うな!

私の愛用のニッパーは、特にプロ仕様というわけでもなく、楽天やAmazonでも購入ができます。

お客様の中には、同じものをお持ちの方もいらっしゃいます。

私の手元を見て 「あー、そう切れば良いんだ」

そう、おっしゃいますが、けっこう難しい変形爪ですよ???

購入しても、自分の足爪を切ることができなかったからニッパーを仕舞ってあるんですよね?

そして、私にご依頼されたんですよね???

と、言いたい。

グラインダーがあれば、厚い爪が綺麗に削れる?

厚い爪はグラインダーで削って整えていきます。

「その機械いくらするんですか?」お尋ねされることがあります。

結構、高額です。

しかも本体だけで、用途によって替えるアタッチメントは別売りです。

私たちは毎日、色々な変形爪と格闘するので、何種類も揃えていますがプロでもため息出るような高価なものもあります。

つづけて「そういう機械があれば、厚い爪を削れるんですね」と言われると・・・

確かに機械がなければ厚い爪のケアは難しいです。

時間もかかるし、仕上がりも良くできません。

だけど、機械があれば厚い爪のケアができるってことはありません。

プロの仕事は無駄がない

どんな職種もそうですが、仕事のひとつひとつに無駄がないのがプロです。

道具の持ち方から置き場所まで、多くの経験を積みつつ、無駄を省いていきます。

プロになるために技術を身につけ、色々なことを積み重ねるプラスの作業をしますが、プロになるとプラスを考えつつ、無駄をマイナスすることを考えます。

結果、華麗な手技になるのです。

その仕事は一見、簡単そうに見えるのでしょう。

もしかしたら未経験の人に、簡単そうに仕事をしていると見えたら本物のプロなのかもしれません。

高齢者フットケア、簡単にできると思うのは危険

簡単そうに見えて、やってみるとできないのがプロの仕事。

高齢者フットケアも同じです。

特に健常者が少ない高齢者を対象としたサービスです。

技術だけでは足りません。高齢者の特性や疾患についても知識が必要です。

1番大事なことは、高齢者フットケアの1番の目的の理解です

安全、安心な生活を送るためのケア

ケアをして安全が脅かされてしまっては本末転倒です。

施術前に、できる範囲隅々まで観察をしてケアの範疇を見極めることが大切です。

ケアを中止する判断になる場合もあります。

その知識と判断力、技術がともない初めて高齢者フットケアのプロといえます。









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