高齢者フットケア、技術と同じくらい大事なスキル
高齢者の足爪は、ひどい変形、肥厚・巻き爪が多く、そんな方のケアに重宝されているのが弊社のサービスです。
一体、どうしてここまで放置してしまっていたのだろう?と、思うような爪の人もいます。一度、サービスを利用してもらうと、見違えるようにキレイになります。
そこはプロなので、ほぼ喜んでもらっています。自分でいうのも何ですが、プロの技術はやはりスゴイです。
では、プロは技術力が高いから素晴らしいのか!?
それだけではありません。
高齢者フットケアは継続してこそ、意味がある
ひどい変形の爪や、厚い爪を一度のケアである程度、キレイにすることはそんなに難しくありません。
ひどい爪ほど、ケア後の見栄えがするからです。
むしろ大切なのは気持ちよく、継続をしてもらうスキルです。
喜ばれるのは「聴く力」です。気持ちよく話をしてもらうことです。
高齢者では、リフレクソロジーやフットマッサージよりも、気持ちよく話をしてもらう方が満足度が高くなることも多いです。
認知症の方のケアでも、不快にさせることなく気持ちよくケアを受けてもらえるよう、その方に合わせて工夫をしています。
またケアを受けたい!と、思ってもらうことが大事なんです。
弊社の訪問先の施設では、施設の費用負担で集中をして爪のケアをすすめる日がありますが、入居者の3分の1くらいの方(10名以上)は、ご自身の負担でサービスを利用してくださっています。
つまり必要であればプロが足爪ケアをするけれど、有料でも必ず月に1度ケアを受けたいと価値を感じてくださっている人が多くいるのです。
有料サービスでは特にしっかり傾聴をして、信頼関係を築いています。
定期ケアで、早期発見・早期治療
定期ケアが基本なので、足の観察からいちはやく異常に気がつなかくていけません。観察は施術に入る前の大事なケアです。
異常があれば速やかに、医療機関に受診の旨を伝えます。
早期発見、早期治療のための「観察」です。
私たちが提供しているサービスは、足爪の見栄えをすることだけが目的ではありません。
今まで、何人もの高齢者の足を助けてきました。
これからも、足のケアから高齢者の健康と安全を守ります。
時には寂しい話のことも・・・
先日、居室に訪問をするとお骨とお位牌が置かれていました。
すぐに、ご主人がお亡くなりになったのだと分かりました。
ご主人が認知症になり、グループホームに入居。その後、しばらくして別の有料老人ホームに入居をしたお客様です。
危篤が続いていたけれど、コロナの感染の不安からお見舞いにも行くことができずにお葬式でやっとお会いできたそうです。
ご主人との思い出ばなしや、お葬式のはなしに耳を傾けました。
周りのご入居者はすでにご主人とお別れして時間がたっている方が多く、寂しさを打ち明けにくかったそうです。
お墓が高台にあって、階段を登らないといけないので納骨までにフットケアをしてもらいたかったと、おっしゃっていました。
足爪がさっぱりと整ったころに、少しだけお気持ちも軽くなったように思えました。