No.14フットケアって痛いですか?<よくある疑問>
記事の最後に、内容をA4にまとめたPDFを100円でダウンロードできます。社内、施設内での勉強会や研修で使用して頂くきたいと思い作成しています。配布について施設利用者・ご家族・スタッフ・法人内は制限しませんが、販売・営利目的のセミナー。講座での配布は禁止です。販売する商品に無断で添付することも禁止です。
足のトラブルがあり、フットケアを利用しようかな?と、思っているけれど痛いのは嫌い。と、フットケアが痛いと思い、ご利用をためらっている方が多いことを知りました。安心してご利用いただくために、どんな施術をするのかご説明をします。
<注意>フットケアは「医療行為」ではありません。治療ではなく、予防的なケアになります。爪の変形などによって、周囲の皮膚に異常(炎症・化膿・腫れ・その他)などの症状がある場合は、皮膚科を受診し、症状が治ってからのご利用になります。
1.巻き爪(まきつめ)
巻き爪は、爪の中に角質や汚れがたまりやすく、これが痛みの原因になって いることがあります。 丁寧に除去をすることで、痛みの軽減になります。 その後、長さ・角(皮膚にくい込んでいる部分)のカットをします。 角は切り過ぎてしまうと痛みが強くなることがあるので、技術が必要です。 痛みが出ていない方も予防・改善のためにケアを利用されています。
2.肥厚爪(ひこうそう)
家庭用の爪切りではカットが困難になるほど、爪が厚い方もいます。 ⻑い間、どうして良いか分からずに放置した結果、厚い上に爪が変形して いる方もいます。 巻き爪のケア同様、爪周りの汚れや角質の除去を丁寧に行います。 その後、⻑さ・厚みのケアをします。厚みは専用の機械を使用すること もありますが、痛みはありませんのでご安心ください。
3.ウオノメ
合わない靴や、歩き方で足の角質が局所的に硬くなり痛みが出ます。 小石を踏みながら歩くような痛みがあり、歩くことがツラくなります。 ウオノメには芯があります。痛みが緩和する程度まで芯を削って除去します。 専用の機械を使用しますが、痛みの確認をしながら進めます。 芯を除去すると痛みが軽減して、歩行がラクになります。 フットケア後はウオノメの原因に多い、靴の履き方も指導しています。
4.たこ
ウオノメよりも広範囲に角質が硬くなることが特徴です。 ウオノメ同様、靴や歩き方に原因があることが多いです。 外反母趾など、足の変形がある方に多いトラブルです。 タコのケアも専用の機械を使い、硬くなった部分を削って除去します。 ケア後は保湿で仕上げます。 ご自分で軽石でこするのは、悪化の原因になりますのでおやめください。
高齢者は、定期メンテナンスとしてフットケア が理想です。
月に1度、定期的に「あしの専門家」がケアをすることで、健康寿命の延⻑につながります。 あしのトラブルの早期発見、予防をすることで、褥瘡(じょくそう)・蜂窩織炎(ほうかしきえん) など、足爪や足部以外の異常にも早期に気がつき、大事に至らずに済んだことがあります。
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