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子供の靴の注意点、実はそれNG!

日本は足のケアでは後進国です。大人になり巻き爪などのトラブルが出て、初めて足の大切さやケアの必要性に気がつくことがほとんど。足のトラブルが少ない子供については、さらに無頓着。

ですが靴を履くようになるとすぐに、足のトラブルは発生します。子供の頃からの足への意識が、その後の快適な人生に影響を与えると言っても、大袈裟ではありません。

今回の記事は、子供が当たり前に履いているNGの履き物についてです。

学校の上履き

とても残念なのが小学校の上履き。指定靴ではない学校もあるかと思いますが、多くはイラストのような同じ上履きを履いています。  クッションもなければ、かかとも不安定。

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我が息子の時は、最悪なことに体育館での体育授業は、同じ上履きで行われていました。 体育を授業参観した時のこと。授業内容は跳び箱でしたが、助走で上履きが、脱げてしまう子もいました。危険すぎます。 

 個人面談の度に、担任の先生には訴えてきましたが変わることもなく未だに、バレーシューズが上履きの主流。体育も同じ靴で行っているのでしょう。

1日の大半を学校で過ごします、体育の授業でも履く靴にしてはお粗末すぎです。これで、かかとを踏んづけていたら、非常事態には事故の原因になります。

他のものを選ぶというわけにはいかないのが難しいですが、機会がある毎に学校に訴えてもらいたいです。

運動会用の靴

ネーミングで一躍、ヒット商品になった運動会のトラック競技で速く走れる靴。「○足」息子が小学生の頃、売り場のほとんどを締めていました。

左コーナーを走るため、目的に絞ってつくられた靴です。普段、左コーナーを走る機会はほとんどありません。日常用でしたら、普通のスニーカーの中から足にあったものを選びましょう。

サンダル

こちらも、もう10年以上、大人気。一世風靡しているサンダル。

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確かに便利で履きやすい場面もあります。

ですが、子供が動き回って遊ぶときの履物ではありません(キッパリ)!かかとがないので不安定ですし、脱げやすい。場所によっては滑りやすいです。

イラストのタイプに限らず、動き回る時のサンダル履きは危険です。

足に合ったサイズ

私の小さい頃もそうでしたが、子供の成長は速いのであっという間に、サイズアウトになる時期があります。金銭的な負担を考えると、大きめのサイズを買いたいところですが、ここはジャストサイズを選んでください。

足の関節も柔軟な子供時代に、足に合っていない靴を履いているのは、足の変形の原因になります。外反母趾や扁平足などの足の変形は、その後の運動のパフォーマンスを下げてしまいます。

靴は足に合ったものを選び、合わなくなったら買い替えてください。

その他

私立だと、通学用の靴は指定の場合があります。足に合っていれば良いのですが、万人に合う靴はありません。

指定靴が原因で、巻き爪やウオノメなどの足のトラブルが、子供でも増えているそうです。

学校の理解があれば、足に合った靴を探してください。それができないようなら、中敷(インソール)で、靴を加工する方法もあります。

足元の安定感は、情緒とも深く関係します。しっかり地に足が着き、蹴っての繰り返しが歩くこと、走ることです。

まずはNGの履き物を理解して、足に合った靴を選んでください。



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高齢者を足から笑顔に@中西薫
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